1.2.3 統計による事象推移の把握
監査証跡管理システムでは,監査ログ管理データベースで管理している監査ログの統計結果をグラフ形式で表示することによって,企業内のITシステム運用時に発生した事象推移を視覚的に把握したり,内部統制の報告用資料や監査用資料を作成したりできます。
監査ログの統計の概念を次の図に示します。
例えば,ある特定の条件での監査ログの集計結果を,月単位にグラフ形式で表示することによって,ITシステムの運用実態が毎月どのように推移しているかを調査できます。
なお,監査ログの統計結果は,監査ログ管理データベース内に生成した統計情報を基にして出力します。統計情報は,統計パターンの条件を基に生成されます。