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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド


付録A.1 ポート番号一覧

JP1/IT Desktop Managementで使用するポート番号について説明します。

JP1/IT Desktop Management - Managerのポート番号一覧

シングルサーバ構成の場合

管理用サーバのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31080

[図データ]

管理者のコンピュータ[ephemeral]

TCP

操作画面の参照または操作時に、管理者のコンピュータから管理用サーバへの通信に使用されます。

31000

[図データ]

  • エージェント[ephemeral]

  • サイトサーバ[ephemeral]

TCP

エージェントおよびサイトサーバから管理用サーバへの通信に使用されます。

31006〜31012

なし

なし

TCP

JP1/IT Desktop Managementの内部処理に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、セットアップで、重複しないポート番号に変更してください。

管理用サーバで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

マルチサーバ構成の場合
管理用サーバ

管理用サーバのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31080

[図データ]

管理者のコンピュータ[ephemeral]

TCP

操作画面の参照または操作時に、管理者のコンピュータから管理用サーバへの通信に使用されます。

31000

[図データ]

  • エージェント[ephemeral]

  • サイトサーバ[ephemeral]

TCP

エージェントおよびサイトサーバから管理用サーバへの通信に使用されます。

31006

[図データ]

データベースサーバ[ephemeral]

TCP

データベースサーバから管理用サーバへの通信に使用されます。

31007〜31009、31011、31012

なし

なし

TCP

JP1/IT Desktop Managementの内部処理に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、セットアップで、重複しないポート番号に変更してください。

管理用サーバで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

データベースサーバ

データベースサーバのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31010

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

管理用サーバからデータベースサーバへの通信に使用されます。

31007

なし

なし

TCP

JP1/IT Desktop Managementの内部処理に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、セットアップで、重複しないポート番号に変更してください。

データベースサーバで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

JP1/IT Desktop Management - Managerとエージェントレスのコンピュータの間のネットワークでは、次に示すポートを通過できるように設定してください。

「ファイルとプリンタの共有」で使用するポート
  • プロトコル:TCPおよびUDP、ポート番号:445

  • プロトコル:TCP、ポート番号:139

  • プロトコル:UDP、ポート番号:137および138

SNMPプロトコルで使用するポート
  • プロトコル:UDP、ポート番号:161

なお、プロトコルのポートは次の手順で設定できます。

  1. Windowsのコントロールパネルの[Windows ファイアウォール]−[詳細設定]を選択します。

  2. 表示されるダイアログのツリーから[受信の規則]を選択してから、操作ウィンドウの[新しい規則]を選択します。

    表示される[新規の受信の規則ウイザード]に従って、プロトコルのポートを設定してください。

サイトサーバのポート番号一覧

サイトサーバのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31000

[図データ]

エージェントおよび管理用サーバ[ephemeral]

TCP

エージェントおよび管理用サーバからサイトサーバへの通信に使用されます。

31010

なし

なし

TCP

サイトサーバの内部処理に使用されます。

このポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、サイトサーバのセットアップで重複しないポート番号に変更してください。

サイトサーバで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にサイトサーバプログラムをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

JP1/IT Desktop Management - Remote Site Serverとエージェントレスのコンピュータの間のネットワークでは、次に示すポートを通過できるように設定してください。

「ファイルとプリンタの共有」で使用するポート

SNMPプロトコルで使用するポート

なお、プロトコルのポートは次の手順で設定できます。

  1. Windowsのコントロールパネルの[Windowsファイアウォール]−[詳細設定]を選択します。

  2. 表示されるダイアログのツリーから[受信の規則]を選択してから、操作ウィンドウの[新しい規則]を選択します。

    表示される[新規の受信の規則ウイザード]に従って、プロトコルのポートを設定してください。

コントローラおよびリモコンエージェントのポート番号一覧

コントローラまたはリモコンエージェント[ポート番号]

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

リモコンエージェント[31016]

[図データ]

コントローラ[ephemeral]

TCP

コントローラからリモコンエージェントへの画面操作に使用されます。

リモコンエージェント[31017]

[図データ]

コントローラ[ephemeral]

TCP

コントローラからリモコンエージェントへのファイル転送に使用されます。

リモコンエージェントまたはコントローラ[31018](チャットサーバとして使用している場合)

[図データ][図データ]

リモコンエージェントまたはコントローラ[ephemeral]

TCP

チャットに使用されます。

リモコンエージェント[ephemeral]

[図データ]

コントローラ[31019]

TCP

リモコンエージェントからコントローラへのリモート接続の要求に使用されます。

リモコンエージェント[ephemeral]

[図データ]

コントローラ[31020]

TCP

リモコンエージェントからコントローラへのコールバックによるファイル転送に使用されます。

コントローラをインストールしたコンピュータおよびリモートコントロールの対象のコンピュータで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にコントローラおよびリモコンエージェントをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、次のようにして重複しないポート番号に変更してください。

JP1/IT Desktop Management - Agentのポート番号一覧

エージェントのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31001

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

管理用サーバからエージェントへの通信に使用されます。

16992

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、管理用サーバのセットアップで重複しないポート番号に変更してください。

エージェント導入済みのコンピュータで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、ポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にエージェントをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

また、JP1/IT Desktop Management - ManagerとJP1/IT Desktop Management - Agentの間のネットワークで、ファイアウォールによってポートを制御している場合は、表に示すポートを通過できるように設定してください。

エージェントレスの機器のポート番号

エージェントレスの機器の場合、機器の認証状態によって、Windowsの管理共有またはSNMPのポート番号が使用されます。