Hitachi

JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド


18.12 マルチサーバ構成時のトラブルシューティング

管理用サーバにログインできない

次に示す内容を確認してください。

サーバ間で共有するデータフォルダにアクセスできない

次に示す内容を確認してください。

また、障害発生時には、JP1/IT Desktop Managementの画面にメッセージが表示されます。このメッセージに従ってトラブルの要因および対処方法を確認して、対処してください。

イベント画面で対処が必要なイベントを確認した場合は、イベントのメッセージを確認して対処してください。

また、エラーが発生するとログファイルが出力されます。ログファイルからエラーの要因や対処方法を確認してください。

対処が必要なイベントの要因と対処を次の表に示します。

イベント番号

種類

メッセージ

要因

対処

1121

エラー

サービス(JP1_ITDM_Service)でエラーが発生しました。サーバ間で共有しているデータフォルダにアクセスできません。

  • 要因1

    データベースサーバが稼動していません。または、ネットワーク障害が発生している可能性があります。

  • 要因2

    サーバ間で共有するデータフォルダで指定したユーザーIDまたはパスワードが誤っています。

要因ごとに次に示す対策を実施してください。

  • 要因1

    データベースサーバを起動してください。または、管理用サーバとデータベースサーバ間のネットワーク接続を確認してください。

  • 要因2

    サーバ間で共有しているデータフォルダに接続するためのユーザー名、およびパスワードが正しいかを確認してください。

エラー発生時に出力されるログファイルを次の表に示します。

ログの種類

出力先

ファイル名

説明

公開メッセージログファイル

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\log

JDNMAINn.log

n=1〜9)

JP1/IT Desktop Managementの動作状況を確認できる情報が出力されます。

イベントログ

OSのイベントログ

JP1/IT Desktop Managementの起動と停止、および致命的エラーが出力されます。致命的エラーには、公開メッセージログファイルに出力されない情報が含まれます。イベントログは、OSのイベントビューアで確認してください。

(凡例)−:該当なし

注※ 世代管理されています。ログのファイルサイズの上限を超えた場合、番号を一つ繰り上げたファイルが作成されます。番号は1から開始されます。番号が9になった場合は1に戻ります。

必要に応じて、getlogsコマンドでトラブルシュート用情報を取得してください。getlogsコマンドについては、「17.28 getlogs(トラブルシュート用情報の取得)」を参照してください。

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