5.10 マルチサーバ構成システムでJP1/IT Desktop Management - Managerをバージョンアップする流れ
管理用サーバおよびデータベースサーバで、新しいバージョンのプログラムを上書きインストールすることで、JP1/IT Desktop Management - Managerをバージョンアップします。
マルチサーバ構成システムでJP1/IT Desktop Managementをバージョンアップするには、データベースサーバで上書きインストールしたあとで、管理用サーバで上書きインストールします。管理用サーバとデータベースサーバのJP1/IT Desktop Management - Managerは、同じバージョンにする必要があります。
マルチサーバ構成システムでJP1/IT Desktop Management - Managerをバージョンアップするには:
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データベースのバックアップを取得します。
障害に備えて、バックアップを取得してください。
データベースのバックアップは、データベースマネージャを利用してください。バックアップ先フォルダのドライブは、目安として20ギガバイト以上の空き容量を確保してください。
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管理用サーバでstopserviceコマンドを実行します。
管理用サーバのサービスが停止します。
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データベースサーバでJP1/IT Desktop Management - Managerを上書きインストールします。
上書きインストール中は、ハードディスクに最低2.4ギガバイトの空き容量が必要です。
データベースのアップグレードが不要な場合は、手順4.は不要です。
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データベースサーバでセットアップを起動し、データベースをアップグレードします。
- ポイント
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データベースのアップグレードが完了したら、手順1.で取得したデータベースのバックアップを削除してかまいません。
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管理用サーバのJP1/IT Desktop Management - Managerを上書きインストールします。
上書きインストール中は、ハードディスクに最低2.4ギガバイトの空き容量が必要です。
- 注意事項
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上書きインストールに失敗した場合は、バージョンアップ前の環境に戻してから手順2.以降の作業をしてください。上書きインストール前の環境に戻すには、旧バージョンのJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールしてライセンスを登録したあと、手順1.でバックアップしたデータベースをリストアします。データベースのリストアは、データベースマネージャを利用してください。なお、旧バージョンのプログラムが手元にない場合は、サポートサービスへお問い合わせください。
- ポイント
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上書きインストール時にコンポーネントを自動的にアップデートする設定にしている場合、利用者のコンピュータにインストールされているエージェント、サイトサーバプログラム、およびネットワークモニタエージェントが自動的に更新されます。
- ポイント
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エージェント、ネットワークモニタエージェントおよびサイトサーバプログラムが自動的に更新される際に、管理用サーバから各コンピュータにデータが送信されます。エージェント導入済みのコンピュータには1台当たり約30メガバイトのデータが送信されます。これに追加して、ネットワークモニタエージェントがインストールされているエージェント導入済みのコンピュータには、1台当たり約4メガバイトのデータが、サイトサーバプログラムがインストールされているエージェント導入済みのコンピュータには、1台当たり約120メガバイトのデータが送信されます。
JP1/IT Desktop Management - Managerのバージョンアップが完了します。
- ポイント
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JP1/IT Desktop Management 10-00移行の場合、MDMシステムと連携するときは、MDMシステムのサーバ証明書を確認されたあと連携が開始されます。そのため09-51から10-00以降にバージョンアップする場合は、「4.6 MDM連携構成システムの構築時の設定」を参照して設定してください。また、MDMサーバのホスト名が正しく設定されているかを確認してください。詳細については、マニュアル「JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド」の、MDM連携の設定のパラメーターの説明を参照してください。