2.12.3 サイトサーバを利用したソフトウェアやファイルの配布
サイトサーバを利用すると、ソフトウェアやファイルの配布に伴うネットワークの負荷を分散できます。
- ポイント
-
サイトサーバを利用して配布機能を実行するためには、あらかじめサイトサーバ構成システムを構築している必要があります。
- ポイント
-
配布に関する操作(パッケージ管理、タスク管理)でサイトサーバを意識する必要はありません。構築時に実施するサーバ構成の設定に従って、自動的にサイトサーバ経由でタスクが実行されます。
サイトサーバを利用した配布の流れを、次の図に示します。
最初に、インストールするソフトウェアまたは配布するファイルをパッケージとして管理用サーバに登録します。登録によって管理用サーバのパッケージが変更された旨は、管理用サーバからサイトサーバに通知されるため、管理用サーバとサイトサーバのパッケージは自動的に同一の内容になります。次に、パッケージの配布を開始するスケジュールや、配布先のコンピュータでの動作を指定したタスクを作成します。作成したタスクは、管理用サーバから組織内のコンピュータに直接配布されます。作成したパッケージは、タスクに指定したスケジュールに従って、サイトサーバから組織内のコンピュータに配布されます。
ソフトウェアをアンインストールする場合は、アンインストール用のタスクを作成します。アンインストールの場合、パッケージの作成は不要です。
パッケージとタスクの管理については、「2.12.1 パッケージとタスクの管理」を参照してください。
- ポイント
-
サイトサーバを配布に利用する場合、管理用サーバに登録される全パッケージと同等の容量を使用します。
関連リンク