コンパイルとリンク

JP1/全銀TCPのAPIを使用するには,ヘッダファイル"ztc.h"をインクルードし,ライブラリーをリンクさせる必要があります。次に示す2種類のライブラリーのうち,どちらかを指定してください。

コンパイル・リンク方法

コンパイルとリンクの方法を次に示します。

HP-UXの場合
共用ライブラリー(libztc.sl)のコンパイルとリンク

cc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc

非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク

cc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -Wl, -a, archive -lztc

コンパイルオプションの詳細については,HP-UXのドキュメントを参照してください。
AIXの場合
共用ライブラリー(libztc.so)のコンパイルとリンク

xlc -brtl -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc

非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク

xlc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc

コンパイルオプションの詳細については,AIXのドキュメントを参照してください。
Linuxの場合
共用ライブラリー(libztc.so)のコンパイルとリンク

gcc -I/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc

共用ライブラリーをリンクしたプログラムを実行する場合,環境変数LD_LIBRARY_PATHに次のパスを追加してください。

/opt/jp1_ztc/lib

非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク

gcc -I/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 /opt/jp1_ztc/lib/libztc.a

コンパイルオプションの詳細については,Linuxのドキュメントを参照してください。

ライブラリー使用時の注意事項

このライブラリーの関数は,マルチスレッドには対応していないため,マルチスレッド環境下でのユーザープログラムの動作については保証できません。