4.2.3 伝送情報定義を一部変更して伝送要求を登録する

伝送情報定義ファイルに定義された情報の一部を変更して伝送要求を登録する方法について説明します。

伝送情報定義を一部変更して伝送要求を登録する方法を次に示します。

  1. スーパーユーザーで,ztexecコマンドを実行する。
    相手局情報定義を一部変更する場合
    -Hオプションで変更する相手局情報の引数を指定します。
    ztexec△1相手局ラベル名1-H△0"変更する相手局情報の引数"
    変更する定義項目の引数は,「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定します。変更できる定義項目と引数を,次の表に示します。

    表4-1 変更できる定義項目と引数(相手局情報定義)

    定義項目引数形式
    起動UAP名-execUAPパス(1~255バイトの文字列)+ UAP起動オプションのキーワード
    センタ確認コード(相手/当方)-remotecode16進数14桁
    パスワード-password6バイトの文字列または16進数12桁
    相手局IPアドレス-ipaddr相手局IPアドレスまたは相手局ホスト名(1~255バイトの文字列)
    テキスト連続送受信回数-textackcnt1~15の数値(10進数)
    プロトコル-protocolnameコンピュータ手順:
    "zgnc"または"ZGNC"
    パソコン手順:
    "zgnp"または"ZGNP"
    注※
    UAP起動オプションのキーワードについては,「3.1.2 相手局情報を定義する」の表3-4を参照してください。

     

    ファイル情報定義を一部変更する場合
    -Fオプションで変更するファイル情報の引数を指定します。
    ztexec△1相手局ラベル名1-F△0"変更するファイル情報の引数"
    変更する定義項目の引数は,「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定します。変更できる定義項目と引数を,次の表に示します。

    表4-2 変更できる定義項目と引数(ファイル情報定義)

    定義項目引数形式
    ファイル送受信モード-mode送信モード:
    "snd"または"SND"
    受信モード:
    "rcv"または"RCV"
    受信ファイル書き込みモード-filemode追加モード:
    "a"または"A"
    上書きモード:
    "w"または"W"
    起動UAP名-execUAPパス(1~255バイトの文字列)+ UAP起動オプションのキーワード※1
    実ファイル名-realfilename1~255バイトの文字列でフルパス指定
    伝送ファイル名-transfilename1~255バイトの文字列または16進数12桁
    ファイルアクセスキー-accesskey6バイトの文字列または16進数12桁
    ファイルレコード形式-recordtype固定長形式:
    "fix"または"FIX"
    可変長形式:
    "flex"または"FLEX"
    レコード長-recordlen1~32,767の数値(10進数)
    最大伝送テキスト長-maxtextlen7~43,700の数値(10進数)
    圧縮モード-cmpmode圧縮する:
    "true"または"TRUE"
    圧縮しない:
    "false"または"FALSE"
    レコード分割方法-divide
    レコード範囲を自動算出する場合:
    "auto"+"n"または"AUTO"+"N"
    レコード範囲を区切り文字から区切り文字までとする場合:
    16進数2桁+区切り文字の扱い※2
    0件ファイルの扱い-nullfile正常扱いとする:
    "ok"または"OK"
    エラー扱いとする:
    "ng"または"NG"
    ファイル名補助情報-subtransfilename17バイトの文字列または16進数34桁
    注※1
    UAP起動オプションのキーワードについては,「3.1.3 ファイル情報を定義する」の表3-6を参照してください。
    注※2
    区切り文字を送信時に削除して伝送する場合は"r"または"R"を,区切り文字を付けたまま伝送する場合は"n"または"N"を指定します。なお,受信時は区切り文字を付けてファイルに書き出します。

ztexecコマンド(伝送情報定義一部変更による伝送)の詳細については,「7. コマンド」の「ztexec-伝送要求の登録-」を参照してください。