timeコマンド(コマンドの実行時間を出力する)
形式
time[-p][command]
機能
コマンドの実行時間を標準エラー出力に出力します。
commandに指定したコマンドの実行時間を標準エラー出力に出力します。commandを指定しない場合は,シェルの実行時間を出力します。
出力形式を次に示します。
-
commandを指定した場合
commandの実行時間 commandのユーザーCPU時間 commandのシステムCPU時間
Windowsの場合,「commandのユーザーCPU時間」,「commandのシステムCPU時間」には,孫プロセスのCPU時間は含まれません。
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commandを指定しない場合
シェル※のユーザーCPU時間 シェル※のシステムCPU時間
注※ シェルから起動したプロセスも含みます。
Windowsの場合,「シェルのユーザーCPU時間」,「シェルのシステムCPU時間」には,孫プロセスのCPU時間は含まれません。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
commandに指定したコマンドの終了コード commandを指定しない場合は0 |
正常終了 |
注意事項
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timeコマンドの結果を標準エラー出力以外のファイルにリダイレクトできません。
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このコマンドの実行結果はジョブ実行ログファイルに出力されません。また,ジョブやジョブステップの正常終了またはエラー終了の判定にも使用されません。標準エラー出力に出力される実行時間,および呼び出したコマンドの実行結果を参照してください。
使用例
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コマンドの実行時間およびCPU時間を出力します。
ジョブ定義スクリプトの内容
time date
実行ジョブのSTDOUTファイルの内容
******** JOB SCOPE STDOUT ******** Thu Jul 7 11:06:38 JST 2011
実行ジョブのSTDERRファイルの内容
******** JOB SCOPE STDERR ******** 0.01s real 0.00s user 0.00s system