#-adsh_scriptコマンド(実行中のジョブ定義スクリプトから外部のジョブ定義スクリプトファイルを呼び出す)
形式
#-adsh_script ジョブ定義スクリプトファイル名
機能
外部のジョブ定義スクリプトファイルのJP1/Advanced Shell起動時点での内容を,現在実行中のジョブ定義スクリプトファイルに挿入します。実行中のジョブ定義スクリプトから外部のジョブ定義スクリプトファイルの呼び出しは,4,095個まで指定できます。呼び出した外部スクリプトは呼び出し元のジョブ定義スクリプトに展開され,全体を1個のジョブ定義スクリプトとして解析し,実行します。
引数
終了コード
終了コード |
意味 |
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呼び出した外部スクリプト内で最後に終了したコマンドの終了コード |
正常終了 |
1 |
エラー終了 |
注意事項
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シェル標準コマンドの.(ドット)コマンドと次の個所が異なります。
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.(ドット)コマンドは,ジョブ定義スクリプト実行処理時点での外部スクリプトの内容が実行されます。#-adsh_scriptコマンドは,ジョブ定義スクリプトの解析処理時点での外部スクリプトの内容が実行されます。ジョブ定義スクリプトの解析処理から実行処理の間に外部スクリプトの内容を変更しないでください。
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.(ドット)コマンドは外部スクリプト内にスクリプト拡張コマンドが記述されている場合,コメントと見なします。#-adsh_scriptコマンドは,外部スクリプト内にスクリプト拡張コマンドを記述し,実行できます。
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#-adsh_scriptコマンドで実行した外部スクリプトから,さらに#-adsh_scriptコマンドを実行する場合,同一の外部スクリプトを2回以上呼び出さないでください。
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.(ドット)コマンドで呼び出す外部スクリプトの内容は,スクリプトイメージに出力されません。#-adsh_scriptコマンドで呼び出す外部スクリプトの内容は,スクリプトイメージに出力されます。
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.(ドット)コマンドに相対パスで外部スクリプトを指定した場合,環境変数PATHの値を参照してパスを解決します。#-adsh_scriptコマンドに相対パスで外部スクリプトを指定した場合,環境変数PATHの値を参照しないで,adshexec起動時のカレントディレクトリからの相対パスとして解釈します。
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.(ドット)コマンドはジョブ内で使用できる数に制限がありません。#-adsh_scriptコマンドは,ジョブ内で使用できる上限数が4,095個です。
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.(ドット)コマンドは外部スクリプトへの引数を指定できます。#-adsh_scriptコマンドは,外部スクリプトへの引数を指定できません。
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ファイル名として.(ドット)から始まるファイル名を指定しないでください。
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ファイル名に予約デバイス名(CONやAUX,NULなど)は使用しないでください。【Windows限定】
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ファイル名にNTFSのストリームは使用しないでください。【Windows限定】
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このコマンドが正常終了した場合,ジョブやジョブステップの正常終了またはエラー終了の判定には使用されません。呼び出した外部スクリプトの実行結果を参照してください。