#-adsh_fileコマンド(通常ファイルの割り当ておよび後処理を指定する)
形式
#-adsh_file ファイル環境変数定義名 ファイルパス [-chk{exist|no}] [-normal{del|keep}][-abnormal{del|keep}]
機能
通常ファイルの割り当て,通常ファイルの存在有無の確認および後処理を指定します。通常ファイルの割り当ては,4,095個まで指定できます。
通常ファイルの割り当て,後処理,adshfileコマンドとの機能差については,「5.9.1 通常ファイルの割り当ておよび後処理をする」を参照してください。
このコマンドで割り当てた通常ファイルは,adshfileコマンドで割り当てた通常ファイルとは別に管理され,後処理はadshfileコマンド,#-adsh_fileコマンドの順に実行されます。そのため,両方のコマンドで同じファイルを割り当てると,ファイルの後処理が二重に実行されることになり,エラーが発生する場合があるので注意してください。
引数
- ファイル環境変数定義名
-
〜<環境変数名>((1〜31バイト))
割り当てる通常ファイルを識別するキーとなる,ファイル環境変数定義名を指定します。
Windowsの場合,環境設定パラメーターVAR_ENV_NAME_LOWERCASEでENABLEを指定していれば小文字を指定できます。DISABLEを指定していれば小文字は指定できません。
- ファイルパス
-
Windowsの場合 〜<パス名>((1〜247バイト))
UNIXの場合 〜<パス名>((1〜1,023バイト))
割り当てる通常ファイルのパスを指定します。
相対パスを指定した場合は絶対パスに変換されて実行されます。そのため,絶対パスに変換されたあとのパス長が,OSで規定されているパス長の上限を超えないよう注意してください。OSのパス長の上限を超えると実行時にエラーになります。
- -chk{exist|no}
-
割り当てる通常ファイルの存在確認の有無を指定します。指定が省略されている場合,noが指定されたものとします。
-
exist
ファイルの有無を確認します。
-
noまたは指定なし
ファイルの有無を確認しません。
-
- -normal{del|keep}
-
該当するジョブステップまたはジョブが正常終了した場合の後処理を指定します。指定が省略されている場合,keepが指定されたものとします。
-
del
該当するジョブステップまたはジョブ終了後,割り当てた通常ファイルを削除します。
-
keep
該当するジョブステップまたはジョブ終了後,割り当てた通常ファイルを削除しません。
-
- -abnormal{del|keep}
-
該当するジョブステップまたはジョブがエラー終了した場合の後処理を指定します。指定が省略されている場合,keepが指定されたものとします。
-
del
該当するジョブステップまたはジョブ終了後,割り当てた通常ファイルを削除します。
-
keep
該当するジョブステップまたはジョブ終了後,割り当てた通常ファイルを削除しません。
-
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
エラー終了 |