killコマンド(シグナルを送信する)
形式
kill [-s{signame|signum}]{pid|-pid}... kill [-signame|-signum]{pid|-pid}...
機能
プロセスにシグナルを送信します。signameまたはsignumに指定したシグナルを,pidに指定したプロセスに送信します。signameまたはsignumを指定しなかった場合は,SIGTERMを送信します。シグナル名称には,シグナル名から先頭の「SIG」を除いた名称を指定してください(例:SIGINTであれば「INT」と指定する)。それぞれのシグナルの仕様については,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
引数
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
エラー終了 |
注意事項
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Windowsの場合,SIGKILL以外のシグナルを指定したときは,エラーになります。
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Windowsの場合,SIGKILLを指定するとTerminateProcess()によってプロセスを即時終了します。
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この正規組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤ってもコマンドを実行しているシェルは終了しません。
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-signameまたは-signumによる書式でデフォルトのシグナル(SIGTERM)をプロセスグループ(-pid)に送信する場合は,シグナルとして「--」を指定する必要があります。「--」を指定しないと,プロセスグループ(-pid)を-signumと解釈します。例を次に示します。
プロセスグループ14588にデフォルトのシグナル(SIGTERM)を送信します。
kill -- -14588
使用例
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UNIXでプロセスID4725にSIGINTを送信します。
kill -INT 4725
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WindowsでプロセスID4725を即時終了します。
kill -KILL 4725