exitコマンド(シェルを終了する)
形式
exit [n]
機能
シェルを終了します。このコマンドは,終了コードの値とは関係なく,コマンドの構文が正しいかどうかでコマンドの正常終了およびエラー終了を決定します。
引数を指定しない場合は,最後に実行したコマンドの終了コードをこのコマンドの終了コードとして正常終了します。引数に適切な数値を指定して実行した場合は,正常終了します。引数に数字以外の文字など不適切な値を指定して実行した場合は,エラー終了します。エラー終了のとき,コマンドの終了コードは1を返します。
ジョブステップエラーブロック内でこのコマンドを実行したときの動作を次に示します。
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引数を指定して正常終了した場合は,引数に指定した値がジョブステップの終了コードになります。
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引数を指定しないで正常終了した場合,または引数を指定してエラー終了した場合は,ジョブステップ正常ブロック内で最後に実行したコマンドの終了コードが,ジョブステップの終了コードになります。
引数
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0〜255 |
正常終了
|
1 |
エラー終了
|
注意事項
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nには負の値および256以上の値も指定できますが,JP1/Advanced Shellでは0〜255の範囲内の値を指定することを推奨します。
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この特殊組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤るとコマンドを実行しているシェルが終了します。
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「&」やコマンド置換など,別プロセスでexitコマンドを実行する場合は,「5.1.7 別プロセスでの実行【UNIX限定】」に示す注意事項もあわせて参照してください。
使用例
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終了コード2でシェルを終了します。
exit 2