PERMISSION_SPOOLJOB_FILEパラメーター(スプールジョブディレクトリ下のファイルのパーミッションを定義する)【UNIX限定】
形式
#-adsh_conf PERMISSION_SPOOLJOB_FILE パーミッション
機能
ジョブ終了時にスプールジョブディレクトリ下のファイルのパーミッションを変更する場合,変更後のパーミッションを定義します。
このパラメーターを指定すると,スプールジョブディレクトリ下のディレクトリのパーミッションも変更されます。ただし,スプールジョブディレクトリ下のディレクトリの下にあるファイルやディレクトリのパーミッションは変更されません。
このパラメーターを指定しない場合,スプールジョブディレクトリ下に作成されるファイルのパーミッションは次のようになります。
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.DBGファイル:パーミッションは666になります。
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#adsh_spoolfileコマンドで割り当てるファイル:パーミッションは,ファイルを作成するコマンドやプログラムの指定に従います。
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上記以外のファイル:パーミッションは600になります。
オペランド
注意事項
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1つの環境ファイルの中でこのパラメーターに対して次の指定をした場合,ジョブは実行されないでエラー終了します。
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パラメーターを2つ以上指定した場合
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オペランドを1つも指定しなかった場合
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オペランドの数が2つよりも多い場合
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8進数以外の数値,またはパーミッションで指定できる値を超える値を指定した場合
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3桁以外の値を指定した場合
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adshhkコマンドとadshevtoutコマンドでは,スプールジョブディレクトリおよびスプールジョブディレクトリ下のファイルを操作します。パーミッションを変更する際は,これらのコマンドを実行するユーザーの権限を考慮してください。
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システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,ジョブ環境ファイルでの定義が有効になります。
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このパラメーターを指定すると,スプールジョブディレクトリ下のファイルのsetuidビット,およびsetgidビットは削除されます。
使用例
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スプールジョブディレクトリ下のファイルのパーミッションを744にします。
#-adsh_conf PERMISSION_SPOOLJOB_FILE 744