OUTPUT_MODE_CHILDパラメーター(子孫ジョブの実行結果の出力情報に関する出力方式を定義する)
形式
#-adsh_conf OUTPUT_MODE_CHILD {EXTENDED|SIMPLE|MINIMUM}
機能
子孫ジョブの実行結果を次のどの方式で出力するか選択します。
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拡張出力モード(デフォルト)
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簡潔出力モード
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最小出力モード
簡潔出力モードを選択すると情報メッセージなどの出力を抑止でき,コマンドの実行結果だけが出力されるため,ジョブの実行結果をほかのプログラムで利用しやすくなります。最小出力モードを選択すると,簡潔出力モードよりさらに多くのメッセージの出力を抑止できます。
なお,標準出力と標準エラー出力の出力先は,子孫ジョブ起動時の出力先を引き継ぎます。
子孫ジョブを起動するadshexecコマンドに-mオプションを指定してジョブを実行した場合,このパラメーターの指定よりも-mオプションの指定が優先されます。
オペランド
- EXTENDED
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拡張出力モードを選択します。子孫ジョブの実行後に出力される情報は次のようになります。
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子孫ジョブ終了時にジョブ実行ログは標準エラー出力に出力されます。
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JP1/Advanced Shellの標準エラー出力と標準出力への出力メッセージはすべて出力されます。
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- SIMPLE
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簡潔出力モードを選択します。子孫ジョブの実行後に出力される情報は次のようになります。
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子孫ジョブ終了時にジョブ実行ログは標準エラー出力に出力されません。
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JP1/Advanced Shellの標準エラー出力と標準出力へ出力されるメッセージは,エラーメッセージだけとなります。また,JOBLOGに出力されるエラーメッセージは標準エラー出力に出力されます。
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- MINIMUM
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最小出力モードを選択します。子孫ジョブの実行後に出力される情報は次のようになります。
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子孫ジョブ終了時にジョブ実行ログは標準エラー出力に出力されません。
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JP1/Advanced Shellの標準エラー出力と標準出力へ出力されるメッセージは,コマンド,ジョブステップ,ジョブの終了コードの通知を除くエラーメッセージだけとなります。このほかに,シグナル,イベント受信を通知するメッセージも抑止されます。簡潔出力モードと異なり,抑止されるメッセージはスプールジョブディレクトリ下のJOBLOGにも出力されません。
また,JOBLOGに出力されるエラーメッセージは標準エラー出力に出力されます。
環境設定パラメーターの解析が終了するまでは,親プロセスの出力モードを引き継いで動作します。
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注意事項
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システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,ジョブ環境ファイルでの定義が有効になります。