CHILDJOB_EXTパラメーター(子孫ジョブとして実行するジョブ定義スクリプトファイルの拡張子を定義する)
形式
#-adsh_conf CHILDJOB_EXT 拡張子
機能
子孫ジョブとして実行するジョブ定義スクリプトファイルの拡張子を定義します。
ジョブ定義スクリプト中に,このパラメーターで定義した拡張子を持つほかのジョブ定義スクリプトファイルをコマンド名として指定した場合,KNAX6832-Iメッセージをジョブ実行ログに出力し,JP1/Advanced Shellのジョブ定義スクリプトと解釈して子孫ジョブとして実行します。なお,KNAX6832-Iメッセージは,JOBLOG_SUPPRESS_MSGパラメーターでジョブ実行ログへの出力を抑止できます。
オペランド
注意事項
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システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,両方の定義が有効になります。ただし,システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの定義の合計が255個を超えた場合,エラーになります。
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オペランドに指定する拡張子には.(ドット)を含まない値を指定します。
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オペランドに指定する拡張子に/(スラッシュ)だけを指定した場合,パラメーター解析時にエラー終了します。
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オペランドに指定する拡張子に,Windowsが定める実行可能拡張子であるexe,bat,cmd,またはcomを指定しないでください。指定した場合はほかの拡張子と同様に,該当するファイルを子孫ジョブとして実行します。【Windows限定】
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ジョブ実行ログに出力されるコマンド名は,子孫ジョブとして実行したスクリプトファイルのパスとなります。
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このパラメーターによって実行可能なファイルに対して,ファイル属性を評価する演算子"-x"を使用して評価すると,判定は真となります。【Windows限定】
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同じ拡張子を重複して指定してもエラーにはなりません。
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シェル標準コマンドのexecコマンド,commandコマンド,evalコマンド,およびスクリプト予約語コマンドのtimeコマンドの引数にファイルを指定した場合も,このパラメーターによる実行の対象となります。
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Windows版の場合,英大文字と英小文字を区別しません。UNIX版の場合,英大文字と英小文字を区別します。
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拡張子がないファイルを子孫ジョブとして実行する場合は,CHILDJOB_PGMパラメーターまたはCHILDJOB_SHEBANGパラメーターを使用してください。
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このパラメーターは,変数置換やエイリアスの解決後のコマンド名に対して適用されます。
使用例
拡張子がash,shのファイルをコマンド名として指定した場合に,子孫ジョブとして実行したいときの例を次に示します。
#-adsh_conf CHILDJOB_EXT ash #-adsh_conf CHILDJOB_EXT sh