7.1.1 パラメーターの記述形式
(1) 環境設定パラメーターの記述形式
環境設定パラメーターの記述形式を次に示します。
△0#-adsh_conf△1パラメーター△1値
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#-adsh_confに続いてパラメーターを1行で記述します。
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パラメーターの値の後ろには何も記述しないでください。
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スペースを含む値をパラメーターに指定する場合は,その値を"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。そのほかのエスケープ文字は使用できません。
(2) exportパラメーターの記述形式
exportパラメーターの記述形式を次に示します。
△0export△1環境変数名=環境変数値
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exportパラメーターには,1行で1個の環境変数を記述します。
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環境変数PATH以外の環境変数を参照することはできません。
例えば,次のように指定しても,環境変数HOMEの内容は展開されないで,「${HOME}」という文字列がそのまま環境変数NEWHOMEに設定されます。
export NEWHOME=${HOME}
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スペースを含む値を指定する場合は"(ダブルクォーテーション)または'(シングルクォーテーション)で囲んでください。
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\はエスケープ文字として動作します('(シングルクォーテーション)で囲まれた範囲は通常の文字として扱われます)。
(3) 条件パラメーターの記述形式
条件パラメーターの記述形式を次に示します。
△0#-adsh_conf△1 [phost_start | lhost_start△1 ホスト名] 環境設定パラメーターまたはexportパラメーター : △0#-adsh_conf△1 [phost_end | lhost_end]
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環境設定パラメーターとexportパラメーターは複数記述できます。
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物理ホストまたは論理ホストだけで有効とする環境設定パラメーターおよびexportパラメーターを設定する場合,前後の行を条件パラメーターで囲んで設定します。
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パラメーターの値の後ろには何も記述しないでください。
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条件パラメーターは複数指定できます。ただし,ネストした指定はできません(例2を参照のこと)。
- 例1:複数指定する場合
#-adsh_conf phost_start export HOME=/home/phost #-adsh_conf phost_end #-adsh_conf phost_start export TEMP=/tmp #-adsh_conf phost_end
- 例2:ネストした指定の場合(エラーになる)
#-adsh_conf phost_start export HOME=/home/phost #-adsh_conf phost_start export TEMP=/tmp #-adsh_conf phost_end #-adsh_conf phost_end