6.2.15 関数情報を表示する(info functionsコマンド)
関数情報を表示するコマンドは,info functionsコマンドです。info functionsコマンドの短縮形は"i f"です。info functionsコマンドの形式を次に示します。
info functions[ 関数名]
引数に関数名を指定すると,その関数名とそれに対応するファイル名および行番号を表示します。引数を省略すると,すべての関数名とそれに対応するファイル名および行番号を表示します。表示形式を次に示します。
Function File:Line 関数名 ファイル名:行番号 …
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関数名:定義されている関数名です。関数名ごとにASCIIコード順で表示します。31バイトまで表示できます。32バイト目以降は表示されません。関数名の長さに合わせて調節し,カラムを合わせます。
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ファイル名:関数が定義されているジョブ定義スクリプトファイル名です。
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行番号:関数が定義されている行番号です。
info functionsコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- info functionsコマンドの後ろに引数を指定しない場合
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すべての関数名とそれに対応するファイル名および行番号を表示します。
- info functionsコマンドの後ろに引数を指定した場合
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存在する関数名
指定した関数名とそれに対応するファイル名および行番号を表示します。
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上記以外
エラーメッセージが出力されます。
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- 注意事項
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ジョブ定義スクリプトと,スクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定した外部スクリプトの関数情報は,adshexecコマンドの起動時に自動的に取り込まれるため,ジョブ定義スクリプトを実行する前でも参照できます。ただし,スクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定していない外部スクリプト中に記述している関数は,runコマンドによるジョブ定義スクリプト実行中,かつその関数を定義している処理を完了するまでは,関数情報は表示されません。
- 出力例
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関数名とそれに対応するファイル名および行番号を表示します。
Function File:Line funcA script1.ash:100 funcB script2.ash:10 funcXXX script1.ash:50