5.8.7 スクリプト拡張コマンドの終了コードとエラー発生時の動作
スクリプト拡張コマンドの終了コードを次の表に示します。終了コードは環境設定パラメーターで定義できます。
スクリプト拡張コマンド |
実行結果 |
終了コードのデフォルト値 |
終了コードを設定する環境設定パラメーター |
---|---|---|---|
#-adsh_file #-adsh_file_temp #-adsh_job #-adsh_job_stop #-adsh_path_var #-adsh_rc_ignore #-adsh_spoolfile #-adsh_step_start #-adsh_step_error |
正常終了 |
0 |
ADSHCMD_RC_SUCCESS |
エラー終了 |
1 |
ADSHCMD_RC_ERROR |
|
#-adsh_step_end |
ジョブステップ正常終了 |
ジョブステップ正常ブロック内で最後に終了したコマンドの終了コード |
− |
ジョブステップエラー終了 |
|||
ジョブステップエラーブロック内で引数を指定したexitコマンドを実行して終了 |
exitコマンドの引数 |
− |
|
#-adsh_step_end自身のエラー終了 |
1 |
ADSHCMD_RC_ERROR |
|
#-adsh_script |
正常終了 |
呼び出した外部スクリプト内で最後に終了したコマンドの終了コード |
− |
エラー終了 |
1 |
ADSHCMD_RC_ERROR |
スクリプト拡張コマンドを実行して,エラー終了またはジョブステップエラー終了となった場合,次のとおり動作します。
-
run属性にabnormalまたはalwaysが指定されている場合,ジョブステップを実行します。
-
run属性が省略されているまたはnormalが指定されている場合,ジョブステップを実行しません。
-
ジョブステップ外のコマンドは実行しません。
実行例を次に示します。
#-adsh_job EXCMD_ERROR echo "Job start." #-adsh_file ERRFILE file01 -chk exist ←このスクリプト拡張コマンドがエラーとなる #-adsh_step_start STEP01 -run normal ←run属性にnormalを指定したジョブステップは 実行しない echo "command in step" #-adsh_step_end #-adsh_step_start STEP02 -run abnormal ←run属性にabnormalを指定した ジョブステップは実行する echo "command in step" #-adsh_step_end #-adsh_step_start STEP03 -run always ←run属性にalwaysを指定したジョブステップは 実行する echo "command in step" #-adsh_step_end echo "Job end." ←ジョブステップ外のコマンドは実行しない