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JP1 Version 10 JP1/Advanced Shell


3.10.5 カバレージ情報のマージ

カバレージ情報をマージする目的は,複数のユーザーが同一のジョブ定義スクリプトのテストを行った結果を1つにすることです。あるジョブ定義スクリプトのテストケースを複数の人で分担してテストした場合,カバレージ情報を1つにまとめて作業のむだを省くことができます。

〈この項の構成〉

(1) マージの方法

カバレージ情報は,カバレージ情報をマージするコマンド(adshcvmergコマンド)でマージします。コマンドに指定した2つのascファイルをマージします。コマンドの形式を次に示します。

adshcvmerg -o 出力先ファイル ascファイル1 ascファイル2

ascファイル1とascファイル2の情報をマージし,その結果を出力先ファイルにascファイル形式で出力します。

(2) マージする情報の種類

マージする情報はテスト回数やカバレージ情報です。例えば,adshcvmerg -o out c1 c2コマンドを入力して,マージ処理を実行した場合,情報は次のように変更されます。