3.9 スプールジョブを削除する
スプールに格納されたスプールジョブは,スプールディレクトリに保存されたまま,増加します。このため,定期的に古いスプールジョブを削除してディスクの空き容量を増やす必要があります。
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スプールジョブの削除方法
スプールジョブを削除するためには,次のadshhkコマンドを入力します。adshhkコマンドの指定方法については「adshhkコマンド(スプールジョブを削除する)」を参照してください。
adshhk 対象リストファイル名 レポートファイル名 ログファイル名 [日数]
対象リストファイル名のファイルには,削除したいスプールジョブのあるスプールディレクトリ名などをadshhkコマンドの実行前に記載する必要があります。
レポートファイル名のファイルにadshhkコマンドの実行結果が出力されます。実行結果は,トレースログにも出力されます。
ログファイル名のファイルには,エラーメッセージを出力します。
adshhkコマンド実行日の前日を基点にして,指定した日数以前のスプールジョブを削除します。例えば,2を指定した場合,昨日(基点)とおとといの2日間の指定となるため,おととい以前のスプールジョブを削除します。なお,当日のスプールジョブは削除できません。
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adshhkコマンドで作成されるレポートファイル
adshhkコマンドを実行した場合,実行結果がレポートファイルに出力されます。次のレポートファイルの例では,先頭行にヘッダ情報が出力されています。
"jobid","jobname","rc","start date","end date","act","info","spool","target days","execute date" "000056","JOB001","1","2011/06/13 09:03:31","2011/06/13 09:03:31","delete","","C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Hitachi\jp1as\jp1ase\spool","15","2011/06/30 18:19:58" :
- (凡例)
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実行結果の1行目の見出しの意味は次のとおりです。2行目以降には対応した項目の値が表示されます。
見出し
意味
jobid
ジョブ識別子
jobname
ジョブ名
rc
ジョブの終了コード
start date
ジョブの実行開始日時(yyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式)。
デバッグモードで起動したときにデバッガ自身に割り当てるスプールは,ジョブの実行結果ではなくデバッガのログ出力用のため,デバッグの開始日時が出力されます。
end date
ジョブの終了日時(yyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式)。
デバッグモードで起動したときにデバッガ自身に割り当てるスプールは,ジョブの実行結果ではなくデバッガのログ出力用のため,ジョブ終了日時は出力されません。
act
適用した動作(keep:保存,delete:削除,error:削除処理中にエラー発生)
info
エラーの詳細情報
spool
スプールディレクトリ
target days
対象日数
execute date
コマンドの実行開始日時(yyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式)
- 注意事項
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スプールのディレクトリの下に,JP1/Advanced Shellが作成するファイルやディレクトリではないユーザー独自のファイルやディレクトリが存在する場合,adshhkコマンドはKNAX4419-Eメッセージなどを出力して終了します。