3.7.2 ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報の出力
adshevtoutコマンドを使用して,スプールにあるイベントファイル内のジョブ定義スクリプトの稼働実績情報をCSV形式で出力します。
adshevtoutコマンドの指定方法や,ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報の出力例については,「8. 運用時に使用するコマンド」の「adshevtoutコマンド(ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力する)」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力するジョブの指定
adshevtoutコマンドで,ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力するジョブを指定できます。
次の内容で,出力するジョブを指定します。
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ジョブの実行開始日時の範囲
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JP1/AJSのジョブ名,ジョブ実行ID,ジョブ番号など
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JP1/Advanced Shellのジョブ名,ジョブ識別子,ジョブ定義スクリプトファイルのパス名など
複数の条件を指定した場合,すべての条件を満たす情報が出力されます。
条件を指定しなければ,スプールにあるすべてのジョブの,ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力します。ただし,アクセスできないイベントファイル内にある,ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報は出力しません。
(2) ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報の出力情報の制御
adshevtoutコマンドの指定で,次のように出力情報を制御できます。
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ヘッダ情報を出力しない。
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ヘッダ情報だけを出力する(ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力しない)。
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ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報内のメッセージだけを出力する。
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ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報の環境変数の情報を出力しない。
(3) 参照するスプール
adshevtoutコマンドは,スプールにあるイベントファイルを参照し,ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報を出力します。
adshevtoutコマンドが参照するスプールは,adshexecコマンドと同じく,指定された環境ファイルから決定します。
adshevtoutコマンドで論理ホストを指定された場合,adshexecコマンドと同じく,論理ホストに対応づけられたスプールを参照します。
(4) ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報の出力先
ジョブ定義スクリプトの稼働実績情報は,adshevtoutコマンドの標準出力(stdout)へ出力します。
リダイレクト機能を使用すると,ファイルに出力することもできます。