2.8.2 JP1/Advanced Shellをインストールしたあとのユーザー応答機能の設定【Windows限定】
ユーザー応答機能を使用する場合の,JP1/Advanced Shellのインストール後の設定について説明します。管理者権限を持つユーザーが実行してください。
(1) サービスの設定
(a) JP1/Advanced Shellのサービスの起動方法を設定する
JP1/Advanced Shellのサービスを自動起動する手順を次に示します。
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Windowsの[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]を開く。
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表示されたサービス名の一覧から次の名前のサービスのプロパティを開く。
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実行環境からユーザー応答機能を使用する場合は,[AdshmSvcE]から始まるサービス名
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開発環境からユーザー応答機能を使用する場合は,[AdshmSvcD]から始まるサービス名
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[全般]タグの「スタートアップの種類」を次のように操作する。
JP1/Advanced Shellのインストール後の初期状態は,「手動」が設定されています。Windowsの起動時に自動でサービスを開始したい場合は,「自動」に変更します。
(b) JP1/Advanced Shellのサービスを起動する
JP1/Advanced Shellのサービスを手動で起動する手順を次に示します。「(a) JP1/Advanced Shellのサービスの起動方法を設定する」で「スタートアップの種類」を「自動」に設定してWindowsを起動した場合は,この操作は必要ありません。
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Windowsの[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]を開く。
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表示されたサービス名の一覧から次の名前のサービスのプロパティを開く。
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実行環境からユーザー応答機能を使用する場合は,[AdshmSvcE]から始まるサービス名
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開発環境からユーザー応答機能を使用する場合は,[AdshmSvcD]から始まるサービス名
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[全般]タグの「開始」ボタンをクリックする。
サービスが開始されなかった場合は,イベントログに出力されているエラー情報を確認してください。
エラー情報にKNAX7552-Eメッセージが出力された場合は,システム環境ファイルを見直し,サービスを起動し直してください。
(c) サービスを登録する
インストール時に自動登録されるサービス(AdshmSvcDおよびAdshmSvcE)が削除された場合に,ユーザー応答機能を使用する場合は,サービスを再登録する必要があります。サービスの登録はadshmsvcdコマンドおよびadshmsvceコマンドで実行できます。
サービスの登録方法を次に示します。
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サービスの再登録方法
[サービス]管理ツールにサービス名[AdshmSvcD]および[AdshmSvcE]が表示されない場合は,サービスの登録が削除されているおそれがあります。次のコマンドを実行することで,サービスを再登録できます。
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サービスAdshmSvcDを登録する場合
adshmsvcd -install
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サービスAdshmSvcEを登録する場合
adshmsvce -install
コマンドが正常に終了すると,登録したサービスが[サービス]管理ツールに表示されます。
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登録されたサービスを起動する手順については,「(b) JP1/Advanced Shellのサービスを起動する」を参照してください。
(2) アダプタコマンドの設定(実行環境の場合)
実行環境でユーザー応答機能を使用するためには,JP1/Baseに対して,次に示すアダプタコマンドの設定が必要です。この設定は,JP1/Advanced Shellのインストール後に一度だけ実施してください。ただし,JP1/Baseを再インストールした場合は,この操作を再度実行してください。
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ユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルの「cmdpath」に指定されているパスを確認し,JP1/Advanced Shellのインストールフォルダと異なる場合は,インストールフォルダへ修正する。
ユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルは次の場所にあります。
インストール先フォルダ\JP1ASE\sample\Adapter_HITACHI_JP1_AS_ASE_USERREPLY.conf
JP1/Advanced Shellインストール時のユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルの内容を次に示します。
64ビット版のWindowsの場合
fileversion 07000000 upperpp /HITACHI/JP1/IM/CC componenttype JP1_AS_ASE_USERREPLY cmdpath C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1AS\JP1ASE\bin\adshuserreply.exe
64ビット版のWindows以外の場合
fileversion 07000000 upperpp /HITACHI/JP1/IM/CC componenttype JP1_AS_ASE_USERREPLY cmdpath C:\Program Files\Hitachi\JP1AS\JP1ASE\bin\adshuserreply.exe
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JP1/Baseのインストール先に,手順1のユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルをコピーする。
コピー先のフォルダは次のとおりです。
JP1/Baseのインストール先フォルダ\plugin\conf
これによって,JP1/IM - Viewに表示される応答待ちイベントから,応答が入力できるようになります。
(3) アダプタコマンドの設定(開発環境の場合)
JP1/Advanced Shellの開発環境でユーザー応答機能を使用するためには,次に示す設定が必要です。ただし,ユーザー応答機能の出力先に標準出力を指定する場合は,この設定は不要です。
この設定は,JP1/Advanced Shellのインストール後に一度だけ実施してください。ただし,JP1/Baseを再インストールした場合は,この操作を再度実行してください。
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ユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルの「cmdpath」に指定されているパスを確認し,JP1/Advanced Shellのインストールフォルダと異なる場合は,インストールフォルダへ修正する。
ユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルは次の場所にあります。
インストール先フォルダ\JP1ASD\sample\Adapter_HITACHI_JP1_AS_ASD_USERREPLY.conf
JP1/Advanced Shellインストール時のユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルの内容を次に示します。
64ビット版のWindowsの場合
fileversion 07000000 upperpp /HITACHI/JP1/IM/CC componenttype JP1_AS_ASD_USERREPLY cmdpath C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1AS\JP1ASD\bin\adshuserreply.exe
64ビット版のWindows以外の場合
fileversion 07000000 upperpp /HITACHI/JP1/IM/CC componenttype JP1_AS_ASD_USERREPLY cmdpath C:\Program Files\Hitachi\JP1AS\JP1ASD\bin\adshuserreply.exe
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JP1/Baseのインストール先に,手順1のファイルをコピーする。
JP1/Baseのコピー先のフォルダは次のとおりです。
JP1/Baseのインストール先フォルダ\plugin\conf
これによって,JP1/IM - Viewに表示される応答待ちイベントから,応答が入力できるようになります。