2.4.2 JP1/Advanced Shellをアンインストールする【UNIX限定】
(1) 手動によるアンインストール
JP1/Advanced Shellをアンインストールする手順を次に示します。Hitachi PP Installerの指示に従ってJP1/Advanced Shellをアンインストールします。
JP1/Advanced Shellをアンインストールする場合は,JP1/Advanced Shellが提供するプログラムをすべて終了してください。また,ユーザー応答機能を使用している場合は,ユーザー応答機能管理デーモンを停止してください。アンインストールでは,インストーラのログファイルおよび新規に作成したファイルは削除されません。したがって,完全に環境を削除するには,ユーザーが自分で削除する必要があります。
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次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。
/etc/hitachi_setup
Hitachi PP Installerが起動し,初期画面が表示されます。
Hitachi PP Installerの初期画面の例を次に示します。
Hitachi PP Installer 05-16 L) List Installed Software. I) Install Software. D) Delete Software. Q) Quit. Select Procedure ===>
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Hitachi PP Installerの初期画面で「D」を入力する。
アンインストールできるソフトウェアの一覧が表示されます。
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JP1/Advanced Shellを選択して「D」を入力する。
JP1/Advanced Shellがアンインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させてスペースバーで選択します。
アンインストール画面の例を次に示します。
PP-No. VR PP-NAME 001 P-8112-B1A1 1010 JP1/Advanced Shell : : F) Forward B) Backward J) Down K) Up Space) Select/Unselect D) Delete Q) Quit
選択したPPの左側に,<@>が表示されます。続いて[D]を入力すると,最下行に次に示すメッセージが表示されます。
Delete PP? (y: delete, n: cancel) ==>
ここで,[y]または[Y]を選択するとアンインストールが開始されます。[n]または[N]を選択すると,アンインストールが中止され,アンインストール画面に戻ります。
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アンインストールが正常終了したら,「Q」を入力する。
Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。
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実行ログ,トレースなどで不要なファイルが残っている場合は,削除する。
なお,アンインストール時にインストーラのログとして次のファイルが作成されます。
/opt/jp1as/instlog/ADSH_INST_LOG /opt/jp1as/instlog/ADSH_INST_USERLOG
インストーラのログファイルが作成されていない場合,次に示す問題が考えられます。
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インストーラのログファイルが通常のファイルでない
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インストーラのログファイルを作成するディレクトリに書き込み権限がない
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インストーラのログファイルのパス名を構成する各ファイルパスに,同一のファイルが存在する
同一のファイルが存在する状態を次に示します。
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"/opt"がディレクトリでない
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"/opt/jp1as"がディレクトリでない
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"/opt/jp1as/instlog"がディレクトリでない
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- 注意
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ユーザー応答機能管理デーモンが起動されている場合は,アンインストールが中断されます。この時,次のメッセージが/opt/jp1as/instlog/ADSH_INST_LOGに出力されます。
One or more /opt/jp1as/sbin/adshmd processes are running. Please stop them.
上記メッセージが出力されている場合は,adshmdctlコマンドを実行してユーザー応答機能管理デーモンを停止したあと,アンインストールを再実行してください。
また,ユーザー応答機能管理デーモンが正常に停止されなかった場合も,アンインストールが中断されます。この場合,一度ユーザー応答機能管理デーモンを起動して停止してから,再度アンインストールを実行してください。
(2) JP1/NETM/DMを使ったアンインストール
JP1/NETM/DMを使ったアンインストール方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM Manager」およびマニュアル「JP1/NETM/DM SubManager(UNIX(R)用)」を参照してください。
(3) ユーザー応答機能を使用していた場合
ユーザー応答機能を使用していた場合は,アンインストールが完了したあと,次の作業を実施してください。
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JP1/Baseに対して設定したユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルを削除します。ユーザー応答機能用アダプタコマンド設定ファイルの格納先ディレクトリについては,「2.8.3(2) JP1/Baseの設定」を参照してください。
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ユーザー応答機能管理デーモンの自動起動および自動停止を設定している場合は,自動起動および自動停止の設定を解除します。
【AIXの場合】
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次のコマンドを実行して,ユーザー応答機能管理デーモンの自動起動の設定を解除する。
rmitab adshmd
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論理ホスト用のユーザー応答機能管理デーモンの自動起動を設定している場合は,論理ホスト用ユーザー応答機能管理デーモンのレコードを指定してrmitabコマンドを実行する。
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システム終了時の自動停止機能を解除するには,/etc/rc.shutdownの次に示す記述を削除する。
test -x /opt/jp1as/sbin/adshmdctl && /opt/jp1as/sbin/adshmdctl stop
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論理ホスト用のユーザー応答機能管理デーモンの自動起動を設定している場合は,論理ホスト用ユーザー応答機能管理デーモンの自動停止の記述を/etc/rc.shutdownから削除する。
【Linux,HP-UX,Solarisの場合】
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/opt/jp1as/sampleディレクトリからコピーしたスクリプトファイルjp1_as_mdをコピー先のディレクトリから削除する。
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論理ホスト用の自動起動および自動停止スクリプトファイルを作成している場合は,スクリプトファイル作成先のディレクトリから削除する。
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jp1_as_mdスクリプトファイルへのリンクとして作成したシンボリックリンクを削除する。
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論理ホスト用の自動起動および自動停止スクリプトファイルのシンボリックリンクを作成している場合は削除する。
自動起動・停止するためのスクリプトファイルのコピー先ディレクトリについては,「2.8.3(1) ユーザー応答機能管理デーモンの自動起動と自動停止」を参照してください。論理ホスト用の自動起動および自動停止スクリプトファイルの作成先ディレクトリおよびシンボリックリンクの作成先ディレクトリについては,「2.9.5(2) 非クラスタ環境の論理ホスト用ユーザー応答機能管理デーモンの自動起動と自動停止【UNIX限定】」を参照してください。
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