18.4.1 資料採取ツールを実行する

資料採取ツールを実行します。資料採取ツールは,「5.1.9 資料採取ツールを準備する」で示す手順に従ってセットアップを済ませておいてください。

なお,Windows Server 2008では,資料採取ツールをAdministartorユーザー(ビルトインAdministratorアカウント)で実行する必要があります。

ツールの実行例を次に示します。

c:¥>c:¥usertools¥jpw_log.bat

クラスタシステムでJP1/Power Monitorを運用している場合は,物理ホスト用の資料採取ツールを実行したあと,論理ホスト用の資料採取ツールを実行してください。なお,論理ホストの資料を採取する場合は,共有ディスクを参照できる状態で資料採取ツールを実行してください。

ツールを実行すると,資料格納ディレクトリに指定した「%TEMP%¥jp1powermonitor¥backlog」ディレクトリ下に「jp1powermonitor」ディレクトリができ,そこに採取した資料がコピーされます。「%TEMP%」に当てはまる情報は,コマンドプロンプトから次のコマンドを実行して確認してください。

echo %TEMP%

採取した資料は,圧縮ツールを使用して圧縮してください。

注意
Windows Server 2003(x64),Windows Server 2003 R2(x64),64ビット版のWindows Server 2008またはWindows Server 2008 R2をご使用になる場合,「資料採取ツール」を修正する必要があります。
(1)「資料採取ツール」を任意のフォルダにコピーします。
「資料採取ツール」は以下の場所にあります。
JP1PWパス¥JP1PowerMonitor¥TOOLS¥jpw_log.bat
(2)「資料採取ツール」の以下の行を,メモ帳等のテキストエディタで修正してください。
<修正前>

@set INST_DIR_HNTRLIB=%SystemDrive%¥Program files¥hitachi¥HNTRLib
@set INST_DIR_HNTRLIB2=%SystemDrive%¥Program files¥hitachi¥HNTRLib2
@set INST_DIR_BASE=%SystemDrive%¥Program files¥hitachi¥JP1Base
@set INST_DIR_POWERMONITOR=%SystemDrive%¥Program files¥hitachi¥JP1PowerMonitor
@set REG_NAME_JP1=HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Hitachi¥JP1
@set REG_NAME_POWERMONITOR=HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Hitachi¥JP1POWERMONITOR

<修正後>

@set INST_DIR_HNTRLIB=%SystemDrive%¥Program files (x86)¥hitachi¥HNTRLib
@set INST_DIR_HNTRLIB2=%SystemDrive%¥Program files (x86)¥hitachi¥HNTRLib2
@set INST_DIR_BASE=%SystemDrive%¥Program files (x86)¥hitachi¥JP1Base
@set INST_DIR_POWERMONITOR=%SystemDrive%¥Program files (x86)¥hitachi¥JP1PowerMonitor
@set REG_NAME_JP1=HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥JP1
@set REG_NAME_POWERMONITOR=HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥JP1POWERMONITOR

(3)修正を行った「資料採取ツール」を使用して,資料を採取してください。