次の場合,JP1/Power Monitorと連携できるように,マネージャーホストでエージェントホストの電源制御装置を制御するコマンドを作成する必要があります。
このような場合,次に示すコマンドインターフェースで動作するコマンドをマネージャーホストで作成してください。エージェントホストでエージェントホストの電源制御装置を制御するコマンドの作成方法については,「5.1.4 電源制御装置を制御するコマンドを作成する」を参照してください。
電源制御装置を使って他ホストを起動・終了するときに使用するコマンドの機能および形式を説明します。コマンドを作成する場合は,この仕様に従って作成してください。なお,コマンドの記述形式については,「15. コマンド」を参照してください。
コマンド名称 {-r | -o | -f}
{-h IPアドレス | -h 電話番号 -C COMポート番号}
[-p パスワードまたはコミュニティ名]
[-O 次回電源投入時刻]
[-c チャネル番号]
0 | コマンドが正常終了しました。 |
4 | コマンドが正常終了しました。ただし,設定が無視された引数がありました。 |
8 | エラーが発生しました。誤りを訂正してコマンドを再実行してください。 |
16 | 引数に誤りがあります。 |
17以上 | エラーが発生しました。コマンドを再実行する必要は,ありません。 |
表5-5 コマンドを実行するときの電源制御装置の状態と動作
ホストの状態 | 引数 | コマンドの実行結果 | 電源制御装置の状態と動作 |
---|---|---|---|
電源オフ | -f | 正常終了 | ホストの電源は,引き続きオフのまま。 |
-r | 正常終了 | ホストの電源は,オンにする。 | |
電源オン | -o | 正常終了 | ホストの電源は,引き続きオンのまま。 |
電源供給が異常な状態 (停電時など) | -f | 異常終了 | 電源制御装置は,異常時の処理を続ける。 戻り値の推奨値は,「18」。 |
-r | 異常終了 | 電源制御装置は,異常時の処理を続ける。 戻り値の推奨値は,「18」。 | |
-o | 異常終了 | 電源制御装置は,異常時の処理を続ける。 戻り値の推奨値は,「18」。 |
C:¥UPS¥UPSCONTROL.EXE -r -h 123.45.67.89 -p public -c 1