4.2 JP1/AJS3のインストールとセットアップ

JP1/AJS3 - User Job Operationのシステムには,JP1/AJS3 - Managerが必要です。ない場合はインストールおよびセットアップしてください。JP1/AJS3 - Managerのインストールおよびセットアップ方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1」を参照してください。

また,JP1/AJS3 - Managerの認証サーバに,DefinerユーザーおよびJP1/AJS3接続用JP1ユーザーのユーザー情報を設定しておく必要があります。

ユーザー情報の設定には,DefinerユーザーおよびJP1/AJS3接続用JP1ユーザーについて,ユーザーマッピングを定義します。ユーザーマッピングの定義例を次に示します。

ユーザーマッピングの定義例
次のように設定されていると仮定して説明します。
  • Serverホストのホスト名をhostA,マネージャーホストのホスト名をhostBとする。
  • Definerユーザーをjp1def,JP1/AJS3接続用JP1ユーザーをjp1ujoとする。
このような場合,ユーザーマッピングの定義例は次のようになります。定義例は,「JP1ユーザー名 : サーバホスト名 : OSユーザー」で表します。
jp1defのマッピング定義指定例
jp1def : hostA : osuser1
jp1def : hostB : osuser1
jp1ujoのマッピング定義指定例
jp1ujo : hostA : osuser1
jp1ujo : hostB : osuser1

なお,JP1/AJS3の環境設定パラメーターLOGINFOALLには「yes」を設定することを推奨します。「no」を指定した場合,スケジューラーサービスが出力するログに実行IDが出力されなくなるため,トラブルに対処する際に,Serverから操作要求が発行されたルートジョブネットを正確に把握できなくなります。

注意事項
  • JP1/AJS3接続用JP1ユーザーを設定しておかないと,Clientでの操作がエラーになります。
  • JP1/AJS3接続用JP1ユーザーには,公開するルートジョブネットの実行権限を持つOSユーザーをマッピングする必要があります。