コマンドの記述形式
コマンドの指定形式,およびこのマニュアルでの記述形式について説明します。
コマンドの指定形式
コマンドの指定形式を次に示します。
![[図データ]](figure/zu140010.gif)
(1)をオプションと呼びます。(2)を引数と呼びます。
次に,引数の指定方法を説明します。
- オプションを複数指定する場合,指定順序は任意です。
- 指定できないオプションを指定した場合,エラーになります。
- 引数に指定する文字は,大文字・小文字が区別されます。
- 値のないオプションは連続して指定できません。
- (例)
- 「-a -b -c」を「-abc」と指定することはできません。
コマンドの文法の説明に使用する記号
コマンドの文法の説明に使用する記号を次の表に示します。
表14-1 コマンドの文法の説明に使用する記号
記号 | 意味と例 |
---|
[ ](角括弧) | この記号で囲まれている項目は,任意に指定できます(省略できます)。
- (例)
- 「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要でない場合は,Aを省略できます)。
|
コマンド使用時の注意事項
コマンドには,次の記号を使用しないでください。
! = * ? "(ダブルクォーテーションマーク) && | & < > ^ ) ;(セミコロン) ,(コンマ)
Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vistaでコマンドを使用する場合の注意事項
- コマンドの引数には,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字を使用しないでください。これらの文字を使用した場合,正常に動作しないおそれがあります。
- 管理者権限が必要なコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,Administrators権限を持つユーザーでログインしていればコマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。