jpujogetruninfo

形式

jpujogetruninfo
    [-b /[/日]]
    [-e /[/日]]
    [収集対象フォルダ]

機能

公開ジョブネットの実行結果をCSV形式で標準出力に出力します。

公開ジョブネットの実行結果は,実行履歴ファイルから収集されます。

実行権限

次のファイルの参照権限

次のフォルダの書き込み権限

ファイルおよびフォルダの格納先については,「付録B ファイルおよびフォルダ一覧」を参照してください。

格納先フォルダ

Serverのインストール先フォルダ¥bin

引数

-b /[/日]

公開ジョブネットの実行履歴を出力する期間の開始年月日を指定します。

-e /[/日]

公開ジョブネットの実行履歴を出力する期間の終了年月日を指定します。

このオプションを指定した場合,指定した日までに実行が終了した公開ジョブネットの情報が出力対象になります。

-bオプションおよび-eオプションの指定によって収集対象となる公開ジョブネットについて,次の表に示します。

表14-4 オプションの指定と収集対象となる公開ジョブネット

-bオプション-eオプション収集対象となる公開ジョブネット
開始年月日~終了年月日に実行終了した公開ジョブネット
×開始年月日以降に実行終了した公開ジョブネット
×終了年月日までに実行終了した公開ジョブネット
××コマンド実行時までに実行終了した公開ジョブネット
(凡例)
○:指定あり
×:指定なし

収集対象フォルダ

実行履歴ファイルの格納先を絶対パスまたは相対パスで指定します。指定したフォルダの直下にある実行履歴ファイルが収集対象になります。

収集対象フォルダの指定を省略した場合は,現在運用中の実行履歴ファイルが収集対象になります。

戻り値

0正常終了。
18インスタンス設定ファイルの形式不正(必要な情報が取得できない)。
19インスタンス設定ファイルの読み込みに失敗。
32パラメーター不正。
  • -b,-eおよび収集対象フォルダ以外が指定されている。
  • yyyy/mm/dd形式不正(存在しない日付の場合も含む)。
  • -b指定日付が-e指定日付よりも新しい。
33指定された収集対象フォルダが見つからない。
34収集対象ファイルの読み込みに失敗。
64すでにコマンド実行中。
255その他エラー。

使用例1

-bオプションおよび-eオプションの指定方法によって,実行履歴の収集期間が異なります。

実行履歴の例を次の図に示します。

図14-2 実行履歴の例

[図データ]

図の1は,2011/03/01に実行開始および実行終了している公開ジョブネットを示します。6は,2011/03/02に実行開始して,コマンド実行時に実行中の公開ジョブネットを示します。

例1
2011/03/02以降の実行履歴を出力します。
jpujogetruninfo -b 2011/03/02
図14-2の2~5の情報が出力されます。
例2
2011/03/02までの実行履歴を出力します。
jpujogetruninfo -e 2011/03/02
図14-2の1~3の情報が出力されます。
例3
2011/03/02の実行履歴を出力します。
jpujogetruninfo -b 2011/03/02 -e 2011/03/02
図14-2の2および3の情報が収集対象となります。

使用例2

C:¥log¥sousa¥zikkouに格納した実行履歴ファイルを収集対象に,実行履歴を出力します。

jpujogetruninfo C:¥log¥sousa¥zikkou

C:¥log¥sousa¥zikkouに格納した実行履歴ファイルから収集した情報が出力されます。

出力例

出力例および出力項目の説明を次に示します。

[図データ]

実行結果の出力順序は,実行開始日時の昇順です。ただし,実行開始日時がない場合は実行予定日時で代用します。

出力項目の説明

収集対象日付
-bオプションおよび-eオプションで指定した,公開ジョブネット実行情報の収集期間が,「yyyy/mm/dd~yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。指定していない場合は,「指定なし」が表示されます。
収集対象フォルダ
コマンド実行時に指定した収集対象フォルダ名が出力されます。指定していない場合は,「指定なし」が出力されます。
マネージャーホスト名
実行した公開ジョブネットに対応するルートジョブネットがあるマネージャーホスト名が出力されます。実行履歴に情報がない場合は出力されません。
スケジューラーサービス名
実行した公開ジョブネットに対応するルートジョブネットが属するスケジューラーサービス名が出力されます。実行履歴に情報がない場合は出力されません。
ジョブネット完全名
実行した公開ジョブネットに対応するルートジョブネットの完全名が出力されます。
業務名
実行した公開ジョブネットの業務名が出力されます。
実行ID
公開ジョブネットに対応するルートジョブネットの実行IDが出力されます。実行履歴に情報がない場合は出力されません。
ユーザー名
公開ジョブネットを実行したClientユーザーのユーザー名が出力されます。
表示名
公開ジョブネットを実行したClientユーザーのユーザー表示名が出力されます。実行履歴に情報がない場合は出力されません。
ユーザーDN
公開ジョブネットを実行したLDAPユーザーのLDAPでのDNが出力されます。UJOユーザーの場合は出力されません。また,実行履歴に情報がない場合は出力されません。
実行登録日時
公開ジョブネットをすぐに実行するか,あとで実行するかを登録した日時が,「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。
実行予定日時
公開ジョブネットを実行する開始予定日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。
実行開始日時
公開ジョブネットの実行開始日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。
実行終了日時
公開ジョブネットの実行終了日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。
実行時間
実行に掛かった時間が「hh:mm:ss」の形式で出力されます。
実行形式
公開ジョブネットの実行方法が出力されます。「すぐに実行」または「あとで実行」が出力されます。公開ジョブネットの実行方法については,「2.3.1 公開ジョブネットの実行方法」を参照してください。
実行結果
公開ジョブネットの実行結果が出力されます。
出力される内容を次に示します。
  • 異常検出終了
  • 異常検出終了-WR
  • 繰り越し未実行
  • 順序不正
  • 閉塞
  • 警告検出終了
  • 中断
  • 強制終了
  • 強制終了-WR
  • 監視打ち切り終了
  • 正常終了
  • 監視中断
  • 監視正常終了
  • 監視未起動終了
  • 不明
  • キャンセル
  • 中止