3.3 ユーザーの検討

JP1/AJS3 - User Job Operationを操作するには,DefinerとClientを使用します。DefinerおよびClientでの操作要求は,Serverを経由してJP1/AJS3 - Managerで処理されます。各コンポーネントの連携の仕組みについては,「1.4.2 JP1/AJS3との連携の仕組み」を参照してください。

JP1/AJS3 - User Job Operationを使用するユーザーについて説明します。

Definerユーザー
Clientユーザーや公開ジョブネットを定義・管理するのに使用するユーザーです。JP1ユーザーとして,JP1/Baseで認証されます。
Clientユーザー
Clientを使用して実際に公開ジョブネットを操作するユーザーです。
JP1/AJS3接続用JP1ユーザー
JP1/AJS3接続用JP1ユーザーは,Clientが発行する操作要求を処理したり,JP1/AJS3 - Managerと定期的に通信して公開ジョブネットの実行状態を取得したりするのに使用するJP1ユーザーです。Clientが発行する操作要求は,Serverでコマンドに変換され,JP1/AJS3接続用JP1ユーザー名で接続先のJP1/AJS3 - Managerに対してリモート実行されます。

それぞれのユーザーや設定しておくJP1権限レベルについて,次に説明します。

<この節の構成>
3.3.1 Definerユーザーを検討する
3.3.2 Clientユーザーを検討する
3.3.3 JP1/AJS3接続用JP1ユーザーを検討する