付録F 操作ログの出力

操作ログとは,JP1/AJS3 - User Job Operationに対して「いつ」「だれが」「何をしたか」などの操作情報の履歴を出力するログ情報です。JP1/AJS3 - User Job Operationに対する不正な操作などセキュリティ上の問題発生時の原因究明や,システムを安全に運用するための情報収集を目的としています。

JP1/AJS3 - User Job Operationの操作ログには,ClientユーザーやDefinerユーザーのログイン情報,公開ジョブネットの操作情報などが出力されます。例えば,Clientユーザーが公開ジョブネットの実行予約をした場合,いつ,どのClientユーザーが,どのような操作をしたかの情報が操作ログに出力されます。また,Serverホストのプロセスの起動または終了の情報も出力されます。

操作ログは,CSV形式で出力されるテキストファイルです。定期的に保存して表計算ソフトで加工すると,分析資料として利用できます。

なお,出力された操作ログはJP1/ Audit Management - Managerを使用して収集すると,一元管理できます。JP1/ Audit Management - Managerで操作ログを収集する方法については,マニュアル「JP1/ Audit Management - Manager 構築・運用ガイド」を参照してください。

ここでは,操作ログの出力内容について説明します。

<この節の構成>
付録F.1 操作ログに出力される事象の種別
付録F.2 操作ログの保存形式
付録F.3 操作ログの出力形式