3.5 ネットワーク構成の検討

JP1/AJS3 - User Job Operationを運用するネットワーク構成では,次の項目について検討する必要があります。

ネットワーク環境
JP1/AJS3 - User Job Operationは,TCP/IP通信にANYバインド方式を採用しています。IPバインド方式には対応していません。JP1/AJS3 - User Job Operationが使用するポート番号が,ほかのプログラムと重複しないようネットワークを構成してください。
ポート番号の詳細については,「付録D ポート番号一覧」を参照してください。
複数LAN接続
JP1/AJS3 - User Job Operationでは,TCP/IPの通信にANYバインド方式を採用しています。複数のLANボードを持つホストで複数のIPアドレスが割り当てられているような環境では,システムの優先順位に従って接続します。
IPアドレス
JP1/AJS3 - User Job Operationは,IPv6での通信に対応していません。そのため,システムを構成するホストには,IPv4プロトコルだけに対応するホスト,またはIPv4プロトコルとIPv6プロトコルの両方に対応するホストを使用してください。
DHCP
DefinerホストおよびClientホストのIPアドレスはDHCPで管理できます。
ServerのIPアドレスをDHCPで管理する場合は,IPアドレスの割り当て期限を無制限にして,IPアドレスが変わらないようにしてください。
プロキシサーバ
JP1/AJS3 - User Job Operationの各コンポーネントの通信に,プロキシサーバは使用できません。