監視先にJP1/AJS2 - Managerをご使用の環境で,監視対象スケジューラーサービスのデータベース種別が組み込みDBまたはHiRDBの場合に,グローバルバッファを拡張するための設定手順について説明します。
グローバルバッファの拡張手順を次に示します。
- JP1/AJSのサービスを停止する。
監視先がJP1/AJS2 - Managerの場合は,JP1/AJS2サービス,JP1/AJS2 Monitorサービス,JP1/AJS2 Console Agentサービスなど,組み込みDBまたはHiRDBにアクセスするサービスをすべて停止してください。
- 組み込みDBまたはHiRDBのサービスを停止する。
監視先がJP1/AJS2 - Managerの場合に,組み込みDBまたはHiRDBのサービスを停止します。
組み込みDBのサービス停止方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」を,HiRDBのサービス停止方法の詳細については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- 組み込みDBまたはHiRDBのシステム共通定義を変更する。
- 組み込みDBの場合
- 組み込みDB のシステム共通定義ファイルを編集し,グローバルバッファの割り当てを変更します。
項目 | 内容 |
---|
ファイル名 | - Windowsの場合
- 組み込みDB 運用ディレクトリ¥conf¥pdsys
- UNIXの場合
- 組み込みDB 運用ディレクトリ/conf/pdsys
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オペランド名 | pdbuffer |
グローバルバッファ名 | gbuf04(pdbuffer -aオプション指定値) |
バッファ面数 | pdbuffer -nオプション指定値 |
- -nオプションに指定するバッファ面数は,使用している環境に合わせて見積もりが必要です。見積もりについては「付録E.3 グローバルバッファを見積もる」を参照してください。
- (例)
- バッファ面数を1000から5000に拡張する必要がある場合
- <変更前>
- pdbuffer -a gbuf04 -n 1000 -r AJS2INDX -w 20 -l 4
- <変更後>
- pdbuffer -a gbuf04 -n 5000 -r AJS2INDX -w 20 -l 4
- HiRDBの場合
- 使用しているHiRDBのマニュアルを参照してください。
- 注意事項
- システム共通定義ファイルの内容は,pdbufferオペランドの-nオプション指定値以外は変更しないようにしてください。
- また,見積もりの結果,バッファ面数を拡張する必要がない場合,pdbufferオペランドの-nオプション指定値は変更しないでください。
- 組み込みDBまたはHiRDBのサービスを開始する。
監視先がJP1/AJS2 - Managerの場合に,組み込みDBまたはHiRDBのサービスを開始します。
組み込みDBのサービス起動方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」を,HiRDBのサービス起動方法の詳細については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJSのサービスを開始する。
手順1で停止したJP1/AJSのサービスを起動してください。