7.15.5 [書式定義]画面の注意事項
[書式定義]画面の注意事項を次に示します。
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月次または日次形式の書式で設定できる基準時刻の数は一つです。JP1/AJSで複数の基準時刻を設定している場合は,基準時刻の設定単位ごとにジョブ運用情報を収集するなどして,帳票表示対象とするユニットに対して複数の基準時刻が混在しないようにしてください。
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月次帳票では,JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Managerでルートジョブネットを48時間制スケジュールに設定している場合でも,1日を24時間として表示します。例えば,3月31日25:00の表示位置は4月1日1:00となります。
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月次帳票では,帳票の列の境界は,基準時刻を基準として区切られます。例えば,基準時刻が8:45のとき,日付列ヘッダが「1」の列は1日8:45:00〜2日8:44:59を表します。一方,日次帳票では,帳票の列の境界は,0分を基準として区切られます。ただし,基準時刻を含む列に限り,一方が基準時刻を基準とした区切りとなります。例えば,基準時刻が8:45のとき,時間列ヘッダが「0」の列は0:00:00〜0:59:59を表しますが,時間列ヘッダが「8」の列は,表示日の8:45:00〜8:59:59および翌日の8:00:00〜8:44:59を表します。
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日次帳票で基準時刻を設定し,「帳票の時間軸の基点を基準時刻にする」をチェックしている場合,帳票内の時間軸は時系列に並びますが,チェックしていない場合,帳票内の時間軸は基準時刻を境に折り返した表示となるため時系列に並びません。このため,「帳票の時間軸の基点を基準時刻にする」をチェックしている場合には25時間分の時間列ヘッダが出力され,チェックしていない場合には24時間分の時間列ヘッダが出力されます。出力例を次に示します。
(例1)基準時刻を12時40分にして,「帳票の時間軸の基点を基準時刻にする」をチェックしている場合
(例2)基準時刻を12時40分にして,「帳票の時間軸の基点を基準時刻にする」をチェックしていない場合
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参照した書式定義ファイルに,現在のバージョンでサポートされていない列項目候補が存在している場合,画面に表示される列項目内の項目名が赤色となります。この項目は,そのまま利用した場合には,情報無しを示す「−」(ハイフン記号)がデータとして出力されます。また,この項目は,いったん[削除]ボタンで削除した場合,再度追加することはできません。
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書式情報はShift-JISコードに変換して書式定義ファイルに出力されます。このとき,変換できなかった文字は「?」として出力されます。
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Windows 8.1,Windows Server 2012,Windows 8,Windows 7,Windows Server 2008,およびWindows Vistaの場合,書式定義ファイルの出力先に,OSによって保護された「C:\Program Files」などのフォルダを指定すると,指定どおりのパスに出力されないことがあります。
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該当データがない場合,または列項目の出力対象になっていないユニット種別の場合は,空白,「-」(ハイフン),「***」(アスタリスク)などが表示されます。列項目の出力対象のユニット種別については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1」のajsprintコマンドおよびajsshowコマンドの説明を参照してください。