付録B.1 データベース構成の違いによる差異
JP1/AJS3 - SDK が接続するJP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成の場合,標準構成との機能差異の有無を,表B-1に示します。
表B‒1 データベースが互換用ISAM構成の場合の機能差異
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項番
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機能
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クラス
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メソッド
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標準構成との機能差異
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1
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ログイン
|
AjsCdApi
|
login
|
なし
|
|
2
|
ログアウト
|
logout/logoutAll
|
なし
|
|
3
|
即時実行登録
|
registerImmediateExec
|
なし
|
|
4
|
計画実行登録
|
registerPlannedExec
|
なし
|
|
5
|
確定実行登録
|
registerFixedExec
|
なし
|
|
6
|
実行登録解除
|
cancelRegistration
|
なし
|
|
7
|
実行予定の追加
|
addExecSchedule
|
なし
|
|
8
|
実行開始予定日時の変更
|
changeStartTime
|
なし
|
|
9
|
一時的な即時実行
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execImmediate
|
なし
|
|
10
|
実行中止
|
cancelExecSchedule
|
なし
|
|
11
|
実行開始予定日時の変更解除
|
restoreStartTime
|
なし
|
|
12
|
保留属性変更
|
changeHold
|
なし
|
|
13
|
遅延監視変更
|
changeDelayMonitor
|
なし
|
|
14
|
実行の中断
|
interrupt
|
なし
|
|
15
|
強制終了
|
kill
|
なし
|
|
16
|
再実行
|
rerun
|
なし
|
|
17
|
状態変更
|
changeStatus
|
なし
|
|
18
|
ユニット一覧の取得
|
searchUnit
|
あり
|
|
19
|
ユニット一覧取得の中止
|
cancelSearch
|
実行できない
|
|
20
|
詳細情報の取得
|
getUnitStatus
|
なし
|
|
21
|
実行結果詳細の取得
|
getExecResultDetails
|
なし
|
|
22
|
引き継ぎ結果の取得
|
getInheritResult
|
なし
|
|
23
|
スケジューラーサービスの一覧取得
|
enumSchService
|
なし
|
|
24
|
スケジューラーサービスの情報取得
|
getSchServiceInfo
|
なし
|
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25
|
JP1/AJS3 - Managerの情報取得
|
getAJSManagerInfo
|
なし
|
|
26
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変換用文字コードの設定・取得
|
setCharCode/getCharCode
|
なし
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- 注意
-
上記以外のメソッドは互換用ISAM構成は未サポートとなります。
- 〈この項の構成〉
-
(1) ユニット一覧の取得メソッドでの機能差異
JP1/AJS3 - SDK が接続するJP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成の場合,ユニット一覧の取得メソッド(searchUnitメソッド)の取得条件および取得情報について,標準構成との差異の有無を,表B-2および表B-3に示します。
表B‒2 データベースが互換用ISAM構成の場合の取得条件の差異
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項番
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取得条件
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標準構成との差異の有無と内容
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1
|
取得対象上位ユニット名
|
あり
「取得する世代」が「最新状態」「最新結果」の場合は「ジョブグループ」のみ指定可能。「取得する世代」が「実行ID」の場合は「ルートジョブネット」「ネストジョブネット」「起動条件」のみ指定可能。
|
|
2
|
取得対象
|
あり
取得条件の対象とならない(指定は無視される)。
|
|
3
|
取得範囲
|
あり
以下のユニットが検索結果に含まれる。
以下のユニットが検索結果に含まれない。
|
|
4
|
ユニット名
|
「完全一致」,「不一致」,「含む」,「含まない」の比較方法
|
あり
「完全一致」,「不一致」,「含む」,「含まない」を指定した場合,「前方一致」となる。
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|
5
|
正規表現
|
なし
|
|
6
|
ユニット種別
|
全ユニット=検索条件としない
|
なし
|
|
7
|
ジョブグループのみ
|
なし
|
|
8
|
ルートジョブネットのみ
|
なし
|
|
9
|
ジョブネットのみ
|
あり
以下のユニットが検索結果に含まれる。
|
|
10
|
ジョブのみ
|
なし
|
|
11
|
取得する状態(世代)
|
検索条件としない
|
あり
取得条件として指定不可(最新状態が仮定される)。
|
|
12
|
最新状態
|
なし
|
|
13
|
最新結果
|
なし
|
|
14
|
期間指定
|
あり
取得条件として指定不可(最新状態が仮定される)。
|
|
15
|
実行ID
|
なし
|
|
16
|
状態
|
あり
グループ指定は不可(検索条件なしが仮定される)。
「検索条件なし」の場合,「取得する世代」にかかわらず,ユニットの定義による検索となる。
「未登録」の場合,以下のユニットが検索結果に含まれない。
-
ジョブグループ
-
マネージャーグループ
-
プランニンググループ
-
シナリオ管理グループ
|
|
17
|
遅延状態
|
開始遅延あり
|
あり
取得条件として指定不可(「開始遅延あり,または終了遅延あり」が仮定される)。
|
|
18
|
終了遅延あり
|
あり
取得条件として指定不可(「開始遅延あり,または終了遅延あり」が仮定される)。
|
|
19
|
開始遅延あり,または終了遅延あり
|
なし
|
|
20
|
保留状態
|
あり
取得条件の対象とならない(指定は無視される)。
|
|
21
|
コメント
|
あり
検索条件に指定した場合,比較方法は常に「含まれる」となる。
|
|
22
|
実行ホスト
|
あり
取得条件の対象とならない(指定は無視される)。
|
|
23
|
取得するリリース情報
|
リリースID
|
あり
取得条件の対象とならない(指定は無視される)。
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表B‒3 データベースが互換用ISAM構成の場合の取得情報の差異
|
項番
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標準構成での取得情報
|
互換用ISAM構成での取得可否
|
|
1
|
ユニット名称(完全名)
|
○
|
|
2
|
ユニット名称(単体名)
|
○
|
|
3
|
ユニットコメント
|
×
|
|
4
|
ユニット種別
|
×
|
|
5
|
カスタムジョブ種別
|
×
|
|
6
|
所有者
|
×
|
|
7
|
資源グループ
|
×
|
|
8
|
実行エージェント
|
×
|
|
9
|
実行ファイル名
|
×
|
|
10
|
実行パラメーター
|
×
|
|
11
|
登録状態
|
○※1
|
|
12
|
ユニットID
|
×
|
|
13
|
シナリオユニットかどうか
|
×
|
|
14
|
リカバリーユニットかどうか
|
×
|
|
15
|
ユニットの状態
|
ユニット名称(完全名)
|
○
|
|
16
|
ユニット名称(単体名)
|
○
|
|
17
|
実行ID
|
○※2
|
|
18
|
ユニットの状態
|
×
|
|
19
|
ルートジョブネット実行日の基準時刻
|
×
|
|
20
|
開始予定日時
|
×
|
|
21
|
開始日時
|
×
|
|
22
|
再実行開始日時
|
×
|
|
23
|
終了日時
|
×
|
|
24
|
自身の開始遅延有無
|
×
|
|
25
|
配下の開始遅延有無
|
×
|
|
26
|
自身の終了遅延有無
|
×
|
|
27
|
配下の終了遅延有無
|
×
|
|
28
|
開始遅延日時
|
×
|
|
29
|
終了遅延日時
|
×
|
|
30
|
計画一時変更の有無
|
×
|
|
31
|
保留属性(保留予定の元情報)
|
×
|
|
32
|
ジョブ登録日時
|
×
|
|
33
|
ジョブ番号
|
×
|
|
34
|
終了コード
|
×
|
|
35
|
実行ホスト名
|
×
|
|
36
|
保留予定
|
×
|
|
37
|
登録種別
|
×
|
|
38
|
起動条件の有効範囲の回数
|
×
|
|
39
|
起動条件の有効範囲の時間
|
×
|
|
40
|
起動条件の有効範囲の時間種別
|
×
|
|
41
|
リトライ状態
|
×
|
|
42
|
リトライ実行回数
|
×
|
|
43
|
サマリー用のユニット状態
|
×
|
|
44
|
リリース登録されているか
|
×
|
|
45
|
リリース情報
|
リリースID
|
×
|
|
46
|
リリース日時
|
×
|
|
47
|
リリースコメント
|
×
|
|
48
|
リリース状態
|
×
|
|
49
|
リリース元ジョブネット完全名
|
×
|
|
50
|
待ち合わせジョブかどうか
|
×
|
|
51
|
リトライ設定有無
|
×
|
|
52
|
最大リトライ回数
|
×
|
|
53
|
リトライ間隔
|
×
|
|
54
|
位置(X/Y座標)
|
×
|
- 凡例
-
○:取得可
×:取得不可(取得した場合,値は保証しません。)
- 注※1
-
「状態」に「NO(検索条件にしない)」を指定した場合:「登録状態」を取得できない場合があります(「UNSUPPORTED(未計画)」を取得)
- 注※2
-
「状態」に「NO(検索条件にしない)」を指定した場合:「実行ID」を取得できません
「状態」に「NOPLAN(未計画)」を指定した場合:「実行ID」を取得できない場合があります(空文字を取得)
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(2) キャンセル要求のメソッドでの機能差異
JP1/AJS3 - SDK が接続するJP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成の場合,キャンセル要求のメソッド(cancelSearchメソッド)は未サポートのため,例外を送出します。
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