5.3.4 KNAK0401〜KNAK0500
通信制御(接続/送信/受信)関連,論理的な送受信データ不整合などのメッセージの一覧を次に示します。
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KNAK0401-E
The data to the connection destination could not be sent or received. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先とのデータの送受信に失敗しました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1/AJS3 - Managerとのデータの送受信に失敗しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
次の原因が考えられます。
-
ネットワークの一時的な問題
ネットワークの一時的な問題が考えられます。ユニットを操作するメソッド実行時にこのメッセージが表示された場合は,操作が有効になっているかどうかを確認してください。有効になっていない場合や,データの取得時の場合は,メソッドを再実行してください。
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接続先JP1/AJS3 - Managerで異常が発生している
何度もこのメッセージが表示される場合は,JP1/AJS3 - Managerで異常が発生しているおそれがあります。JP1/AJS3 - Managerのホストにある,Windowsイベントログ,またはsyslogなどのログ情報を参照して調査してください。そのあと,調査結果に基づいてエラー要因を取り除いてください。ログファイルの内容については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」のログの種類とログ情報の格納先について記載している個所を参照してください。
また,接続先ホストがWindowsで,かつログイン直後にこのメッセージが出力される場合は,接続先ホストでデスクトップヒープ領域不足が発生しているおそれがあります。接続先ホストでデスクトップヒープ領域の消費を抑える設定(環境設定パラメーターREUSELOGON,および環境設定パラメーターLOGONSHMAX)をしてださい。
環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2」のスケジューラーサービス環境設定について記載している個所を参照してください。
-
接続先JP1/AJS3 - Managerの接続許可設定ファイルに登録されていない
接続先JP1/AJS3 - Managerの接続許可設定ファイルに接続元JP1/AJS3 - SDKのホストが登録されていない場合は,接続先JP1/AJS3 - Managerの統合トレースログに出力されているKAVS8040-Eメッセージの対処方法に従ってください。
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その他
上記以外の要因として,ほかのプログラムが使用しているポートに接続している可能性があります。ポート番号の定義が接続先のポート番号(jp1ajs3cdinetd)と一致しているかどうかを確認してください。
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KNAK0402-E
A timeout occurred while waiting for the response from the connection destination. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先からの応答待ちにタイムアウトしました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1/AJS3 - Managerからの応答待ちでタイムアウトが発生しました。次の原因が考えられます。
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JP1/AJS3 - Managerに異常がないか確認してください。JP1/AJS3 - Manager での処理に時間が掛かっている場合もあるため,要求が反映されているかどうかを確認してください。
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ほかのプログラムが使用しているポートに接続している可能性があります。ポート番号の定義が接続先のポート番号(jp1ajs3cdinetd)と一致しているかどうかを確認してください。
なお,この応答待ち時間はJP1/AJS3 - SDKの環境設定ファイルで変更できます。環境設定ファイルについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」を参照してください。
- (S)
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処理を中断します。
- (O)
-
エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
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KNAK0403-E
The transmitted data could not be encoded. (文字コード)
送受信データのエンコードに失敗しました(文字コード)
送受信データのエンコードに失敗しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
JP1/AJS3 - Managerの文字コードの設定が正しいかどうかを確認してください。環境設定ファイルに文字コードを定義している場合,接続先JP1/AJS3 - Managerの文字コードと一致しているかどうかを確認してください。
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KNAK0405-E
Processing was interrupted because an error was detected in the received data.Confirm that the port number (サービス名) is the same at the connection destination. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
受信データに異常を検出したため,処理を中断します。ポート番号の定義が接続先のポート番号(サービス名)と一致しているかを確認してください 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1/AJS3 - Managerから送られてきたデータにプロトコル上の不正なデータを検出しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
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ポート番号の定義が接続先のポート番号(サービス名)と一致しているかどうかを確認してください。
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KNAK0409-E
Information (情報名) about the connection destination cannot be obtained. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先の情報(情報名)を取得できませんでした 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続先の情報を取得できませんでした。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
接続先のホストにJP1/AJS3 - Managerが正しくインストールされているかどうかを確認してください。
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KNAK0410-E
Cannot connect to the connection destination host (ホスト名) or JP1/AJS3 service on the connection destination host. (detailed information = ポート番号, IPアドレス)
接続先ホスト(ホスト名)または接続先ホストのJP1/AJS3サービスに接続できません 詳細情報:ポート番号, IPアドレス
接続先ホストまたは接続先ホストのJP1/AJS3サービスに接続できません。次の原因が考えられます。
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接続先ホストのJP1/AJS3サービスが起動していない。
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ポート番号の定義が,接続先のポート番号(jp1ajs3cdinetd)と一致していない。
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接続先ホストが起動していない。
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接続先ホストがビジー状態である。
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接続先ホストとネットワーク接続できる状態ではない。
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接続先のJP1/Baseの設定で,物理ホストの受信側バインド方式がIPバインド方式になっている場合,物理ホスト,およびどの論理ホストにもバインドされていないIPアドレスで接続しようとしている。
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TCP/IPのポートが枯渇している。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
接続先がビジー状態の場合は,接続をリトライすることで接続できる場合があります。接続リトライ回数はJP1/AJS3 - SDKの環境設定ファイルで変更できます。環境設定ファイルについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」を参照してください。
接続先ホストとネットワーク接続できる状態ではない場合は,接続先ホストとのネットワーク環境の確認をしてください。接続先ホストとの間にファイアウォールがある場合は,ファイアウォールの設定を確認してください。ファイアウォールの設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」のJP1/AJS3 - Managerのファイアウォールの通過の設定について記載している個所を参照してください。
接続先の物理ホスト,およびどの論理ホストにもバインドされていないIPアドレスで接続しようとした場合は,バインドされたIPアドレスで接続するか,または接続先でjp1hosts情報を定義するなどして対処してください。jp1hosts情報の定義については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
TCP/IPのポートが枯渇している場合は,ポートの状態を確認し,TIME_WAIT状態のポートが少なくなるのを待ってからメソッドを再実行してください。ユーザーアプリケーションにおいてJP1/AJS3 - SDKのメソッドを短時間に大量に呼び出している場合は,メソッドの呼び出し回数を見直してください。ポートを使用するアプリケーションが多数起動しているなど,ユーザーアプリケーション以外に問題が考えられる場合は,同時に起動するアプリケーション数やTCP/IPのポートに関する設定を見直してください。
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KNAK0411-E
Invalid data was detected. Confirm the setting for the Manager's character code-set. (文字コード)
不正なデータを検出しました。マネージャーの文字コードの設定を確認してください (文字コード)
文字コードの不正によって,JP1/AJS3 - SDKでは処理できない不正なデータを検出しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
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ログアウトしたあと,接続先のJP1/AJS3 - Managerの設定で次のことを確認してください。
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JP1/AJS3 - Managerが稼働しているOSの文字コードと,JP1/AJS3 - Managerの文字コードの設定が一致しているか
-
JP1/AJS3 - Managerの文字コードの設定を途中で変更し,かつ変更前のデータが残っていないか
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リモートジョブネットの定義で,実行先マネージャーとの文字コードが一致しているか
なお,このメッセージが表示されていない場合で,JP1/AJS3 - SDKのデータが文字化けしているときも,上記と同じ対処をしてください。
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KNAK0412-E
Failed to resolve the host name.
ホストの名前解決に失敗しました
ホストの名前解決に失敗しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
ホストの名前解決ができることを確認してください。
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KNAK0414-I
ENUM_RECV:(受信情報)
ENUM_RECV:(受信情報)
JP1/AJS3 - Managerからデータを受信したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerからデータを受信したことをログに出力しました。
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KNAK0415-E
The request cannot be processed at the connected AJS.
接続先のAJSではその要求を処理することができません
接続したJP1/AJS3 - Managerのバージョンでは,JP1/AJS3 - SDKの要求がサポートされていません。次の原因が考えられます。
-
接続先にJP1/AJS3 - SDKの要求を満たすバージョンのJP1/AJS3 - Managerがインストールされていません。
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接続したJP1/AJS3 - Managerが互換用ISAM構成にもかかわらず,cancelSearch,cancelGetSchedule,getJobnetSummary,またはgetJobnetReleaseInfoを実行しています。互換用ISAM構成のJP1/AJS3 - Managerに対して,cancelSearch,cancelGetSchedule,getJobnetSummary,またはgetJobnetReleaseInfoは実行できません。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
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KNAK0418-I
CONNECT[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
CONNECT[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
JP1/AJS3 - Managerとの接続に成功したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]で接続に成功したことをログに出力しました。
-
KNAK0419-I
SEND:(データ0)(データ1)(データ2)(データ3)
SEND:(データ0)(データ1)(データ2)(データ3)
JP1/AJS3 - Managerへデータを送信したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerへデータを送信したことをログに出力しました。
-
KNAK0420-I
RECV:(データ0)(データ1)(データ2)(データ3)
RECV:(データ0)(データ1)(データ2)(データ3)
JP1/AJS3 - Managerからデータを受信したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerからデータを受信したことをログに出力しました。
-
KNAK0421-I
CLOSE[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
CLOSE[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
JP1/AJS3 - Managerとの接続をクローズしたことを通知するメッセージです。
- (S)
-
[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]の接続をクローズしたことをログに出力しました。
-
KNAK0422-W
CLOSE ERR(保守情報)[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
CLOSE ERR(保守情報)[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]
JP1/AJS3 - Managerとの接続のクローズに失敗したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
[F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号) L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)]の接続のクローズに失敗したことをログに出力しました。
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KNAK0423-W
WARNNIG:保守情報
WARNNIG:保守情報
続行できるエラーが発生したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
続行できるエラーが発生したことをログに出力しました。
-
KNAK0424-E
MANAGER_ERR:保守情報/保守情報
MANAGER_ERR:保守情報/保守情報
JP1/AJS3 - Managerからエラー応答があったときに,その詳細を通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerのエラー応答の詳細をログに出力しました。
-
KNAK0426-E
SESSION_ERR:保守情報/保守情報/保守情報
SESSION_ERR:保守情報/保守情報/保守情報
接続先からエラー応答があったときに,その詳細を通知するメッセージです。
- (S)
-
接続先のエラー応答の詳細をログに出力しました。
-
KNAK0427-I
REQ_START:(データ0)
REQ_START:(データ0)
JP1/AJS3 - Managerへの要求送信処理が開始したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerへの要求送信処理が開始したことをログに出力しました。
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KNAK0428-I
REQ_END:(データ0)
REQ_END:(データ0)
JP1/AJS3 - SDKからJP1/AJS3 - Managerへの要求が正常に実行されたことを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerから正常な応答が返り,JP1/AJS3 - SDKからJP1/AJS3 - Managerへの要求が正常に実行されたことをログに出力しました。
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KNAK0433-I
SDUMP:(データ0)
SDUMP:(データ0)
送信データを通知するメッセージです。
- (S)
-
送信データをログに出力しました。
-
KNAK0434-I
RDUMP:(データ0)
RDUMP:(データ0)
受信データを通知するメッセージです。
- (S)
-
受信データをログに出力しました。
-
KNAK0435-I
THROW CLIENT_EXCEPTION((例外名))
THROW CLIENT_EXCEPTION((例外名))
通信エラーやJP1/AJS3 - Managerからエラーが発生したなどの理由で,JP1/AJS3 - SDKからJP1/AJS3 - Managerへの要求が実行されなかったことを通知するメッセージです。
- (S)
-
通信エラーやJP1/AJS3 - Managerからエラーが発生したなどの理由で,JP1/AJS3 - SDKからJP1/AJS3 - Managerへの要求が実行されなかったことをログに出力しました。
-
KNAK0438-I
ER_SDUMP:(データ0)
ER_SDUMP:(データ0)
JP1/AJS3 - Managerでエラーが発生したときや,通信エラーが発生したときなどに,送信したデータを通知するメッセージです。
- (S)
-
JP1/AJS3 - Managerでエラーが発生したときや,通信エラーが発生したときなどに送信したデータをログに出力しました。
-
KNAK0440-I
ER_RDUMP:(データ0)
ER_RDUMP:(データ0)
通信エラーが発生した場合などに,途中まで受信したデータを通知するメッセージです。
- (S)
-
通信エラーが発生した場合などに,途中まで受信したデータをログに出力しました。
-
KNAK0441-E
ENCODE_ERR:文字コード:保守情報
ENCODE_ERR:文字コード:保守情報
サポートしていない文字コードが指定されているため,データを文字列に変換できなかったことを通知するメッセージです。
- (S)
-
サポートしていない文字コードが指定されているため,データを文字列に変換できなかったことをログに出力しました。
-
KNAK0442-E
CONNECT_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
CONNECT_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
接続時にエラーが発生したことや,接続の途中で接続が切断されたことを通知するメッセージです。ただし,接続時にエラーが発生した場合は,L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号)は表示されません。
- (S)
-
接続に失敗したことをログに出力しました。
- (O)
-
このメッセージは内部ログであるため,対処は不要です。
-
KNAK0443-E
SEND_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
SEND_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
データの送信に失敗したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
データの送信に失敗したことをログに出力しました。
- (O)
-
このメッセージは内部ログであるため,対処は不要です。
-
KNAK0444-E
RECV_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
RECV_ERR(保守情報/保守情報)[L(接続元IPアドレス, 接続元ポート番号) F(接続先IPアドレス, 接続先ポート番号)]
データの受信に失敗したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
データの受信に失敗したことをログに出力しました。
- (O)
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このメッセージは内部ログであるため,対処は不要です。
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KNAK0448-W
LOGIN FAILURE WAITING ERR (maintenance information = 保守情報)
LOGIN FAILURE WAITING ERR保守情報:保守情報
ログインの処理待ちに失敗したことを通知するメッセージです。
- (S)
-
ログインの処理待ちに失敗したことをログに出力しました。
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KNAK0450-E
An error occurred in session processing. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
セション処理でエラーが発生しました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1/AJS3 - SDKから送信したデータに不正がありました。または,JP1/AJS3 - Managerから予期しない応答がありました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
次の資料を採取したあと,システム管理者に連絡してださい。
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JP1/AJS3 - SDKのログ情報
-
JP1/AJS3 - Managerのログ情報
JP1/AJS3 - SDKのログ情報の採取方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」のトラブル発生時に採取が必要な資料について記載している個所を参照してください。
JP1/AJS3 - Managerのログ情報の採取方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」のトラブル発生時に採取が必要な資料について記載している個所を参照してください。
-
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KNAK0451-E
The JP1/AJS3 service at the connection destination has not been started. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先のJP1/AJS3サービスが未起動です 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続先のJP1/AJS3サービスが未起動です。次の原因が考えられます。
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接続先でJP1/AJS3サービスが起動していない。
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接続先のJP1/Baseの設定で物理ホストに対して受信側バインド方式がIPバインド方式になっている場合,物理ホスト,およびどの論理ホストにもバインドされていないIPアドレスで接続しようとした。
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接続先がUNIXの場合,接続先でJP1/AJS3 - Managerの構成変更時にajsshmdelコマンドを実行していない,またはすべてのJP1/AJS3のサービスを停止しないで,ajsshmdelコマンドを実行した。
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接続先がWindowsの場合,接続先でJP1/AJS3 - Managerの構成変更時にすべてのJP1/AJS3のサービスを停止しなかった。
- (S)
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処理を中断します。
- (O)
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エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
接続先の物理ホスト,およびどの論理ホストにもバインドされていないIPアドレスで接続しようとした場合は,バインドされたIPアドレスで接続するか,または接続先でjp1hosts情報を定義するなどで対処してください。jp1hosts情報の定義については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
接続先でのJP1/AJS3 - Managerの構成変更時の作業が原因の場合は,接続先で次の手順に従って対処をしてください。
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動作中のJP1/AJS3のすべてのプロセス(サービス,コマンドなど)を停止する。
接続先がWindowsの場合は,手順3に進んでください。
接続先がUNIXの場合は,手順2に進んでください。
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ajsshmdelコマンドを実行する。
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JP1/AJS3を再起動する。
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KNAK0452-E
Cannot connect because the number of connections exceeded the maximum. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続数が最大値を超えたため接続できません 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1/AJS3 - Managerとの接続数が最大値を超えたため接続できません。
- (S)
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処理を中断します。
- (O)
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該当するJP1/AJS3 - Managerの接続が解放されるまで,しばらく待ってから再実行してください。それでも再接続できない場合は,該当するJP1/AJS3 - Manager上で接続を強制解放してください。
このエラーが頻繁に発生する場合は,最大接続数の設定を見直してください。
ほかに接続されていないにもかかわらず,このメッセージが表示される場合は,接続先でJP1/AJS3 - Managerのセットアップが正しく行われているかどうかを確認してください。
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KNAK0453-E
The specified scheduler service does not exist. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
指定したスケジューラーサービスは存在しません 保守情報:保守情報1, 保守情報2
指定したスケジューラーサービスはありません。次の原因が考えられます。
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メソッドで指定しているスケジューラーサービスが接続先のJP1/AJS3 - Managerにない。
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接続先のJP1/AJS3 - Managerがクラスタ構成,かつ論理ホストにログインした場合でも,すべてのスケジューラーサービスを表示させているとき,ログインした論理ホスト外のスケジューラーサービスにアクセスした。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
スケジューラーサービス一覧メソッドを呼び出すなどにより,最新の情報で,スケジューラーサービスが存在しているかどうかを確認したあと,正しいスケジューラーサービス名を指定してメソッドを呼び出してください。
-
-
KNAK0454-E
The user could not be authenticated at the connection destination. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先でユーザー認証に失敗しました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続先でユーザー認証に失敗しました。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
次の資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
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JP1/AJS3 - SDKのログ情報
-
接続先のJP1/AJS3 - Managerのログ情報
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JP1/Baseのログ情報(認証サーバが別のホストにある場合は,認証サーバ側のJP1/Baseのログ情報も含みます)
JP1/AJS3 - SDKのログ情報の採取方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド」のトラブル発生時に採取が必要な資料について記載している個所を参照してください。
JP1/AJS3 - Managerのログ情報の採取方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」のトラブル発生時に採取が必要な資料について記載している個所を参照してください。
JP1/Baseのログ情報の採取方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のトラブル発生時に採取が必要な資料について記載している個所を参照してください。
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KNAK0455-E
The request cannot be processed at the connected AJS. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先のAJSではその要求を処理することができません 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続したJP1/AJS3 - Manager のバージョンでは,JP1/AJS3 - SDKの要求がサポートされていません。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
ほかのプログラムが使用しているポートに接続している可能性があります。
環境設定ファイルのport_numberに指定した値が接続先のポート番号(jp1ajs3cdinetd)と一致しているかを確認してください。
エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
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KNAK0457-E
The user name or password is invalid. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
ユーザー名かパスワードに誤りがあります 保守情報:保守情報1, 保守情報2
JP1ユーザー名かパスワードに誤りがあったため,ログインできませんでした。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
接続先の認証サーバで登録されている,JP1ユーザー名とパスワードを入力して,ログインしてください。
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KNAK0458-E
User mapping failed. The user was not associated with an OS user at the connection destination. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先でユーザーマッピングに失敗しました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続先でユーザーマッピングに失敗しました。次の原因が考えられます。
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接続先のJP1/Baseのユーザーマッピングの設定で,JP1ユーザー名とOSユーザー名がマッピング定義されていない。
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接続先のJP1/Baseのユーザーマッピングの設定で,JP1ユーザー名とマッピングしているOSユーザーがOSの設定で削除されているか,またはパスワードが変更されている。
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接続先のJP1/Baseのユーザーマッピングの設定で,JP1ユーザー名とマッピングしているOSユーザーのユーザーIDまたはグループIDが不正な値である。
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接続先のJP1/Baseのパスワード管理の設定で,JP1ユーザー名とマッピングするOSユーザーが登録されていない。
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接続先のJP1/Baseのパスワード管理の設定で,JP1ユーザー名とマッピングするOSユーザーのアカウントがロックアウトされている。
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接続先のJP1/Baseのユーザーマッピングの設定で,サーバホスト名に自ホスト名を指定していないか,または誤って指定している。
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自ホスト名の指定方法に関する注意事項については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のユーザーマッピングの設定について記載している個所を参照してください。
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ユーザーマッピング時にメモリー不足が発生した。
- (S)
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処理を中断します。
- (O)
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エラーの原因となったAPIに応じて,次の対処を行ってください。
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ログインのAPIでエラーになった場合
エラーの原因を取り除いて再度ログインしてください。
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ログイン以外のAPIでエラーになった場合
いったんログアウトし,エラーの原因を取り除いたあとで再度ログインしてください。
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-
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KNAK0459-E
An error occurred in the Access Control Server at the connection destination. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続先の認証サーバでエラーが発生しました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
ユーザー認証処理中に接続先のJP1/Baseでエラーが発生したため,ログイン,または接続できませんでした。次の原因が考えられます。
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接続先のJP1/Baseの設定で認証サーバのホスト名を誤って指定している。
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接続先のWindowsイベントログ,またはsyslogで,エラーメッセージ「KAVS1005-E 認証サーバに接続できません」が表示されている場合は,認証サーバが起動していない。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
エラーの原因を取り除いたあと,メソッドを再実行してください。
接続先がUNIXで,認証サーバを自ホストに指定している場合は,JP1/Baseを認証サーバとして起動する設定が必要です。設定方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の認証サーバの指定について記載している個所を参照してください。
-
-
KNAK0460-E
You cannot use the current login information to log in.
現在のログイン情報ではログインできません
JP1/AJS3 - SDKのログイン処理中に認証サーバが再起動したため,現在のログイン情報でログインできませんでした。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
再度ログインしてください。
-
KNAK0461-E
The connection is not possible because the specified scheduler service is under maintenance. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
指定したスケジューラーサービスはメンテナンス中のため接続できません 保守情報:保守情報1, 保守情報2
対象スケジューラーサービスはメンテナンス中のためアクセスできません。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
対象スケジューラーサービスのメンテナンスの終了を確認したあと,再度操作してください。
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KNAK0463-E
Connection denied. (maintenance information = 保守情報1, 保守情報2)
接続が拒否されました 保守情報:保守情報1, 保守情報2
接続先JP1/AJS3 - Managerの接続許可設定ファイルに接続元JP1/AJS3 - SDKのホストが登録されていないため,JP1/AJS3 - Managerに接続できませんでした。
- (S)
-
処理を中断します。
- (O)
-
接続先JP1/AJS3 - Managerの統合トレースログに出力されているKAVS8040-Eメッセージの対処方法に従ってください。