2.3.14 changeDelayMonitorメソッド
(1) 説明
指定された登録済みのジョブネットの遅延監視の設定を一時的に変更できます。
遅延監視の設定を一時的に変更できるジョブネットの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド」のジョブネットの遅延監視設定の一時変更について記載している個所を参照してください。
(2) 形式
public void changeDelayMonitor( java.lang.String manager, java.lang.String serviceName, java.lang.String unitName, java.lang.String execID, DelayMonitorType delayedStart, java.lang.String delayedStartTime, DelayMonitorType delayedEnd, java.lang.String delayedEndTime, java.lang.String monitoringJobnet) throws AjsCdException
(3) 実行権限
ログインしたJP1ユーザーが,ユニットに対して次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられている必要があります。
-
JP1_AJS_Admin権限
-
JP1_AJS_Manager権限
-
JP1_AJS_Operator権限
(4) 引数
引数名 |
省略 |
説明 |
---|---|---|
manager |
不可 |
要求を依頼するJP1/AJS3 - Managerのホスト名を,1〜255バイトの文字列で指定します。loginメソッドの第1引数に指定した値と合わせてください。 |
serviceName |
不可 |
要求対象のスケジューラーサービス名を,1〜30バイトの文字列で指定します。 |
unitName |
不可 |
要求対象のジョブネット(ユニット)の完全名を,1〜930バイトの文字列で指定します。 |
execID |
不可 |
実行IDを,文字列で指定します。 指定する形式は「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」です。 |
delayedStart |
不可 |
開始遅延監視する方法を定数で指定します。 指定できる値と内容については,「付録A.1 (6)DelayMonitorType」を参照してください。 ルートジョブネットに対して,指定できない定数を指定した場合は引数エラーとして例外を発生させます。 ジョブネットが実行中の場合,本指定は無視されます。 |
delayedStartTime |
可 |
「delayedStart」に「NOT(監視しない)」以外を指定した場合に,開始遅延の監視を始める時刻を文字列で指定します。なお,「NOT(監視しない)」を指定した場合は,nullを指定してください(値は無視します)。
ジョブネットが実行中の場合,本指定は無視されます。 |
delayedEnd |
不可 |
終了遅延監視する方法を定数で指定します。 指定できる値と内容については,「付録A.1 (6)DelayMonitorType」を参照してください。 ルートジョブネットに対して,指定できない定数を指定した場合は引数エラーとして例外を発生させます。 |
delayedEndTime |
可 |
「delayedEnd」に「NOT(監視しない)」以外を指定した場合に,終了遅延の監視を始める時刻を文字列で指定します。なお,「NOT(監視しない)」を指定した場合は,nullを指定してください(値は無視します)。
|
monitoringJobnet |
可 |
ジョブネットの実行所要時間による終了遅延監視をする場合に,ジョブネットの実行所要時間を指定します。 「hhmm」形式で指定します(4文字固定)。 hhに指定できる値は,00〜47(単位:時)です。mmに指定できる値は,00〜59(単位:分)です。ただし,0000は指定できません(1分〜47時間59分)。 ジョブネットの実行所要時間による終了遅延監視を行わない場合は,nullを指定してください。 |
(5) 戻り値
なし。
(6) 例外
例外が発生した場合,このメソッドは例外クラス(AjsCdException)を送出します。