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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2


付録B.1 AJS管理者で運用する場合の,コマンドの実行権限

JP1/AJS3をAJS管理者で運用する場合,AJS管理者は,コマンドの実行にスーパーユーザー権限が必要なコマンドを実行できます。ただし,次に示すコマンドについては,コマンドの機能が制限されます。

表B‒1 AJS管理者で機能が制限されるコマンド

項番

コマンド

制限される機能

1

ajs2collectcore(UNIX限定)

コアダンプファイルから情報を採取するには,コアダンプファイルのOS参照権限が必要です。OS参照権限がないと,このコマンドは実行できません。

AJS管理者がOS参照権限を持っている場合,このコマンドは実行できます。

2

ajsbkudel

退避ファイルおよびディレクトリを削除するには,退避ファイルおよびディレクトリに対するOS実行権限が必要です。OS実行権限がないと,このコマンドは実行できません。

AJS管理者がOS実行権限を持っている場合,このコマンドは実行できます。

3

ajschksetup

AJS管理者では,このコマンドを実行しても,ポート番号を登録できません。コマンドの実行後,スーパーユーザー権限を持つユーザーでポート番号を登録し直してください。

4

ajsqlsetup

AJS管理者では,このコマンドを実行しても,ポート番号を登録できません。コマンドの実行後,スーパーユーザー権限を持つユーザーでポート番号を登録し直してください。

5

jajs_killall.cluster(UNIX限定)

起動中のJP1/AJS3プロセスを強制終了するには,スーパーユーザー権限が必要です。AJS管理者では実行できません。

6

jp1ajs2casetup(UNIX限定)

OSファイルを操作するため,スーパーユーザー権限が必要です。AJS管理者では実行できません。

7

jp1ajs2cmsetup(UNIX限定)

OSファイルを操作するため,スーパーユーザー権限が必要です。AJS管理者では実行できません。

8

ajsovsetup

AJS管理者では,このコマンドを実行してもCm2連携機能をセットアップできません。スーパーユーザー権限を持つユーザーで実行してください。

9

ajsovremove

AJS管理者では,このコマンドを実行してもCm2連携機能をアンセットアップできません。スーパーユーザー権限を持つユーザーで実行してください。