4.2.19 メッセージキュー送信ジョブ定義情報の記述方法
メッセージキュー送信ジョブ定義情報の記述方法を説明します。
メッセージキュー送信ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。
- 形式
[mqque=キュー名;] [mqcor=相関識別子;] [mqdsc=メッセージ識別子;] [mqprm={y|n};] [mqmgr=キューマネージャー名;] [mqmdl=モデルキュー名;] [mqpgm=接続キュー管理プログラム名;] [mqmfn=フォーマット名;] [mqmdn="メッセージデータファイル名";] [mqhld=保持時間;] [mqpri=優先度:] [mqeqn=デッドレターキュー名;] [pfm={u|p};] [etm=n;] [fd=実行所要時間;] [ex="実行エージェント名";] [ha={y|n};] [eu={ent|def};] [jty={q|n};] [mm={and|or};] [nmg={y|n};] [eun=待ち合わせ対象ユニット名;] [ega={exec|execdeffer|none};] [uem={y|n};]
- パラメーター
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- mqque=キュー名;
-
メッセージを送信するキュー名を定義します。
指定できる文字数は,1〜48(単位:バイト)です。キュー名はMQ文字列で指定します。
- mqcor=相関識別子;
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送信メッセージに付加する相関識別子を定義します。
指定できる文字数は,1〜24(単位:バイト)です。ただし,指定できる文字は,英(大文字だけ)数字だけです。
- mqdsc=メッセージ識別子;
-
送信メッセージに付加するメッセージ識別子を定義します。
指定できる文字数は,1〜24(単位:バイト)です。ただし,指定できる文字は,英(大文字だけ)数字だけです。
- mqprm={y|n};
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送信するメッセージの永続性を定義します。省略した場合,nが仮定されます。
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y:永続性あり。
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n:永続性なし。
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- mqmgr=キューマネージャー名;
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メッセージを送信するキューマネージャー名を定義します。
指定できる文字数は,1〜48(単位:バイト)です。キューマネージャー名はMQ文字列で指定します。
- mqmdl=モデルキュー名;
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メッセージを送信するモデルキュー名を定義します。
指定できる文字数は,1〜48(単位:バイト)です。モデルキュー名はMQ文字列で指定します。
- mqpgm=接続キュー管理プログラム名;
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メッセージ送信先キュー管理プログラム名,およびキュー名を認識できるキュー管理プログラム名を定義します。
指定できる文字数は,1〜48(単位:バイト)です。プログラム名はMQ文字列で指定します。
- mqmfn=フォーマット名;
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メッセージデータに含まれている情報の形式を識別するための形式を定義します。
指定できる文字数は,1〜8(単位:バイト)です。ただし,指定できる文字は,英(大文字だけ)数字だけです。
- mqmdn="メッセージデータファイル名";
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メッセージとして送信するメッセージデータファイル名を定義します。
指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。
ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
マクロ変数を指定できます。
- mqhld=保持時間;
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送信するメッセージの保持時間を定義します。
指定できる値は,1〜9,999,999(単位:分)です。
- mqpri=優先度;
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送信するメッセージの優先度を定義します。
指定できる値は,0〜9です。
- mqeqn=デッドレターキュー名;
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メッセージ送信処理中にエラーが発生した場合に,メッセージを転送する接続キュー管理プログラムのキュー名を定義します。
指定できる文字数は,1〜48(単位:バイト)です。デッドレターキュー名はMQ文字列で指定します。
- pfm={u|p};
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ジョブを実行するプラットフォーム種別を指定します。省略した場合,pが仮定されます。
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u:UNIX環境で実行します。
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p:Windows環境で実行します。
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- etm=n;
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実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。
- fd=実行所要時間;
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終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
指定できる値は,10進数の値で1〜1,440(単位:分)です。
- ex="実行エージェント名";
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ジョブを実行する実行エージェント名または実行エージェントグループ名を定義します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
実行エージェント名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- ha={y|n};
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ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
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y:保留します。
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n:保留しません。
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- eu={ent|def};
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ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。
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ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
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def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
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- jty={q|n};
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キューイング属性の種別を定義します。省略した場合,qが仮定されます。
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q:キューイング属性あり。
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n:キューイング属性なし。
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- mm={and|or};
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指定した待ち合わせ対象ユニットとの待ち合わせ方法を指定します。
省略した場合はandが仮定されます。
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and:すべての待ち合わせ対象ユニットが終了したら実行を開始する。
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or:待ち合わせ対象ユニットが一つでも終了したら実行を開始する。
このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
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- nmg={y|n};
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指定した待ち合わせ対象ユニットのルートジョブネットに待ち合わせる世代がないときの動作を指定します。
省略した場合はnが仮定されます。
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y:実行を開始する。
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n:実行を開始しない。
このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
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- eun=待ち合わせ対象ユニット名;
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待ち合わせ対象ユニットとするユニットを,完全名で指定します。
待ち合わせ対象ユニットを複数指定する場合,このパラメーターを複数回指定します。最大で32個指定できます。
待ち合わせ対象ユニット名に指定できる文字数は1〜930(単位:バイト)です。
このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
- ega={exec|execdeffer|none};
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起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,実行世代に異常終了がある場合の動作を指定します。
省略した場合はnoneが仮定されます。
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exec:実行を開始する。
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execdeffer:実行を開始しない。ただし,実行世代が「繰り越し未実行」状態の場合は,実行を開始する。
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none:実行を開始しない。
このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
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- uem={y|n};
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起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,監視世代が監視未起動終了の場合の動作を指定します。
省略した場合はnが仮定されます。
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y:実行を開始する。
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n:実行を開始しない。
このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
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