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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2


4.1.1 ユニット定義ファイルの記述形式

ユニット定義ファイルに定義する,ユニット定義パラメーターの記述形式を次に示します。

図4‒1 ユニット定義パラメーターの記述形式

[図データ]

記述項目について説明します。

(A)コメント文

コメントを追加したい場合は,コメントを「/*」と「*/」で囲んで記述します。

コメントは,ユニット属性パラメーターを定義した行,およびユニット定義パラメーターを定義した行には記述できません。また,「/*/*xxxxx*/*/」のように,コメントを入れ子にすることはできません。

(B)ユニット属性パラメーター

ユニットの属性を記述します。

記述形式を次に示します。

[図データ]

記述項目について説明します。

  • ユニット名

    ユニット名を指定します。

    指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。ただし,文字コードがUTF-8の場合で,環境設定パラメーターDEFLENTYPEが「sjis」のときは,文字数をシフトJISに換算して1〜30(単位:バイト)です。

    ユニット名には,ルートジョブグループ「/」は指定できません。

  • 許可モード

    ユニットの許可モードを指定します。

    指定できる値は,4けたの8進数の値です。

    各けたの意味を次に示します。

    なお,各定義情報にeuパラメーターが指定してある場合,各定義情報のeuパラメーターの指定値が有効になります。

    1けた目

    ジョブ実行時のユーザーの扱いを指定します。

    0〜3:ジョブネットを登録したJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。

    4〜7:ジョブを所有するJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。

    2〜4けた目

    任意の値を指定します。

  • JP1ユーザー名

    ユニットの所有者となるJP1ユーザー名を指定します。

    指定できる文字数は,1〜31(単位:バイト)です。

    省略した場合,ユニットを作成したユーザーのJP1ユーザー名が仮定されます。

    なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。

  • JP1資源グループ名

    JP1資源グループ名を指定します。

    指定できる文字数は,1〜63(単位:バイト)です。

    指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。

    省略した場合,何も仮定されません。

    なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。

(C)ユニット定義パラメーターの記述開始

{」を記述します。

対応する「}」までの内容が,ユニット属性パラメーターで指定したユニットのユニット定義パラメーターです。

(D)ユニット定義パラメーター群

ユニット定義パラメーターを記述します。

詳細については,「4.2 定義情報の形式およびパラメーター」を参照してください。

(E)下位ユニットのユニット属性パラメーター

下位ユニットのユニット属性パラメーターを記述します。

下位ユニットのユニット属性パラメーターは,必ず上位ユニットのユニット定義パラメーター群の末尾に指定してください。

詳細については,「(B) ユニット属性パラメーター」を参照してください。

(F)ユニット定義パラメーターの記述終了

}」を記述します。