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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2


ajscmprint

〈このページの構成〉

形式

ajscmprint
     -u JP1ユーザー名
     -f フォーマット指示子
     [-mh 論理ホスト名]

機能

JP1/AJS3 Consoleの,指定されたJP1ユーザーの定義情報をテキスト形式で標準出力ファイルに出力します。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

JP1/AJS3 Consoleインストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1ajs2cm/bin/

引数

-u JP1ユーザー名

出力したい定義情報を持つJP1ユーザー名を指定します。

指定できる文字数は,1〜31(単位:バイト)です。省略した場合,エラーになります。

-f フォーマット指示子

フォーマット指示子で指定した情報を出力します。

フォーマット指示子は,%と1バイトの英字,または2バイトの英字で指定します。フォーマット指示子の詳細については,後述の「補足事項」を参照してください。

-mh 論理ホスト名

環境変数JP1_HOSTNAMEの代わりに論理ホスト名を指定できます。このオプションを指定すると,環境変数JP1_HOSTNAMEの値よりこのオプション値の方が優先されます。

オプションの値に,「JP1_DEFAULT」と指定することで,明示的に物理ホストを指定することもできます。物理ホストのマシン名をオプションに指定しても,物理ホストの設定はできません。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

0以外の値

異常終了。

補足事項

JP1/AJS3 Consoleの,指定されたJP1ユーザーの定義情報を出力するフォーマット指示子を表3-1に示します。

その他のフォーマット指示子を表3-2に示します。

表3‒1 指定されたJP1ユーザーの定義情報を出力するフォーマット指示子

フォーマット指示子

出力情報

ユニット種別の略号

%ON

オブジェクト完全名

124バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,184バイト以内の文字列)

bs,ajsu

%on

オブジェクト名

30バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,45バイト以内の文字列)

bs,ajsu

%TY

オブジェクトの種別

bs:業務スコープ

ajsu:AJS3ユニット監視オブジェクト

bs,ajsu

%cm

コメント

80バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,120バイト以内の文字列)

指定がない場合,何も出力されない

bs,ajsu

%if

アイコンファイル名

255バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,380バイト以内の文字列)

指定がない場合,何も出力されない

bs,ajsu

%mh

監視先ホスト名

255バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,382バイト以内の文字列)

ajsu

%mu

AJS3ユニット名

2,047バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,3,070バイト以内の文字列)

ajsu

%eH

オブジェクトを画面に表示するときの水平位置

0〜9,552(単位:ピクセル)の値

bs,ajsu

%eV

オブジェクトを画面に表示するときの垂直位置

0〜9,552(単位:ピクセル)の値

bs,ajsu

%sH

オブジェクト配下に含まれるオブジェクトを画面に表示するときに,水平方向に並べる個数

1〜100(単位:個)の値

bs

%sV

オブジェクト配下に含まれるオブジェクトを画面に表示するときに,垂直方向に並べる個数

1〜100(単位:個)の値

bs

%mm

監視方法

t:当日時刻優先

a:全世代時刻優先

th:当日時刻予定優先

ah:全世代時刻予定優先

bs(ルート)

%mt

監視間隔

30〜3,600(単位:秒)の値

bs(ルート)

%mp

保留予定

no:表示しない

yes:表示する(定義および保留属性変更分)

yes_attr:表示する(保留属性変更分だけ)

bs(ルート)

%by

背景種別

n:表示しない

i:上位の階層に依存する

s:表示する

bs

%bf

背景ファイル名

255バイト以内の文字列

(環境設定パラメーターCHARCODEの値が「UTF-8」の場合は,380バイト以内の文字列)

指定がない場合,何も出力されない

bs

%bz

基準ズーム倍率

20〜200の値

bs

(凡例)

bs:業務スコープ

bs(ルート):ルート業務スコープ

ajsu:AJS3ユニット監視オブジェクト

表3‒2 その他のフォーマット指示子

フォーマット指示子

出力情報

%%

%

%n

改行文字

%t

タブ文字

使用例

JP1ユーザー(jp1admin)の定義情報をテキスト形式で標準出力ファイルに出力します。

ajscmprint -u jp1admin -f "%ON,%TY,%cm,%mh,%mu"
出力例

「オブジェクト完全名, オブジェクトの種別, コメント, 監視先ホスト名, AJS3ユニット名」の形式で出力されます。

/, bs, , ,
/監視オブジェクト1, ajsu, コメント1, host1, AJSROOT1:/jobnet1
/監視オブジェクト2, ajsu, コメント2, host2, AJSROOT1:/jobnet1
/ネスト業務スコープ3, bs, コメント3,,
/ネスト業務スコープ3/監視オブジェクト31, ajsu, コメント31, host1, AJSROOT1:/jobnet3