ajsprofstatus
形式
ajsprofstatus [-F サービス名] -t {agent|unit} [-s|-p]
機能
運用プロファイルの有効/無効の状態,または適用中の運用プロファイルの定義内容を,標準出力ファイルに出力します。
実行権限
なし
引数
-F サービス名
処理対象とするスケジューラーサービスのサービス名を指定します。指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。
省略した場合,デフォルトスケジューラーサービス名が仮定されます。
-t {agent|unit}
出力対象の運用プロファイルの種類を指定します。
-
agent
実行エージェントプロファイルを出力対象にします。
-
unit
ユニット属性プロファイルを出力対象にします。
[-s|-p]
標準出力ファイルへの出力形式を指定します。
出力する運用プロファイルは,環境設定ファイル格納フォルダ※に格納されています。出力する運用プロファイルの種類は-tオプションで,処理対象とするスケジューラーサービスは-Fオプションで指定します。
- 注※
-
環境設定ファイル格納フォルダとは,次のフォルダのことです。
- 物理ホストの場合
-
Windows:JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\conf
UNIX:/etc/opt/jp1ajs2/conf
- 論理ホストの場合
-
Windows:共有フォルダ名\jp1ajs2\conf
UNIX:共有ディレクトリ名/jp1ajs2/conf
省略した場合は,-sが仮定されます。
-
-s
運用プロファイルの種類,有効/無効の状態,適用日時,および運用プロファイルの完全名を出力します。ただし,運用プロファイルが無効となっている場合は,適用日時および運用プロファイルの完全名は出力されません
-
-p
有効になっている運用プロファイルの定義内容を出力します。
運用プロファイルが無効になっている場合,エラーメッセージが出力され,コマンドは異常終了します。
戻り値
0 |
正常終了。 |
上記以外の値 |
異常終了。 |
使用例1
AJSROOT1のユニット属性プロファイルの有効/無効の状態を,標準出力ファイルに出力します。
ajsprofstatus -F AJSROOT1 -t unit
使用例2
AJSROOT2に適用されている実行エージェントプロファイルの定義内容を,標準出力ファイルに出力します。
ajsprofstatus -F AJSROOT2 -t agent -p
出力例1
AJSROOT1に適用されているユニット属性プロファイルが有効な場合に,-sオプションを指定してこのコマンドを実行した場合の出力例を次に示します。
(1) ユニット属性プロファイル (2) 状態 有効 (3) 適用日時 2010/10/21 20:15 (4) 運用プロファイル名 /etc/opt/jp1ajs2/conf/ajsprof_AJSROOT1_unit.conf
出力項目の説明
- (1) 運用プロファイルの種類
-
-tオプションで指定した,出力対象の運用プロファイルの種類を出力します。
- (2) 有効/無効の状態
-
運用プロファイルの有効/無効の状態を出力します。
- (3) 適用日時
-
運用プロファイルが有効な場合は,運用プロファイルを適用した日時を出力します。
運用プロファイルが無効な場合は,見出しも含めて出力しません。
- (4) 運用プロファイルの完全名
-
運用プロファイルが有効な場合は,運用プロファイルの完全名を出力します。
運用プロファイルが無効な場合は,見出しも含めて出力しません。
出力例2
AJSROOT2に適用されている実行エージェントプロファイルが有効な場合に,-pオプションを指定してこのコマンドを実行した場合の出力例を次に示します。
(1) @SYS_RESTRICT_START (2) unit_path=/Group1/Work (3) View=on (4) ViewCheckLevel=error (5) JobExec=on (6) @SYS_AGENTLIST_START (7) AGT1 (8) @SYS_AGENTLIST_END (9) @SYS_RESTRICT_END (10) KAVS8007-I 運用プロファイル情報の出力が終了しました
出力項目の説明
- (1)〜(9) 運用プロファイルの定義内容
-
運用プロファイルの定義内容を出力します。
運用プロファイルに複数のユニットの設定が記載されている場合は,(1)〜(9)を繰り返して出力します。
- (10) 出力完了メッセージ
-
運用プロファイルの定義内容の出力が完了したことを示すメッセージを出力します。