ajsagtshow
形式
ajsagtshow [-h 論理ホスト名] {-a 実行エージェント名 | -g 実行エージェントグループ名|-l|-n}
形式1(実行エージェントの情報表示)
ajsagtshow [-h 論理ホスト名] -a 実行エージェント名
形式2(実行エージェントグループの情報表示)
ajsagtshow [-h 論理ホスト名] -g 実行エージェントグループ名
形式3(すべての実行エージェントおよび実行エージェントグループの情報表示)
ajsagtshow [-h 論理ホスト名] -l
形式4(すべての実行エージェントおよび実行エージェントグループの名称表示)
ajsagtshow [-h 論理ホスト名] -n
機能
実行エージェントまたは実行エージェントグループのジョブ実行状態などの情報を標準出力に出力します。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
-
JP1_JPQ_Admin権限
-
JP1_JPQ_Operator権限
-
JP1_JPQ_User権限
または,
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
引数
-h 論理ホスト名
実行エージェント情報を出力したい実行エージェントまたは実行エージェントグループが登録されている自ホストの論理ホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
このオプションを省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合は,物理ホスト名が仮定されます。
物理ホストの場合,このオプションおよび環境変数JP1_HOSTNAMEを指定しないでください。
-a 実行エージェント名
実行エージェント情報を出力したい実行エージェント名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
-g 実行エージェントグループ名
実行エージェント情報を出力したい実行エージェントグループ名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
-l
すべての実行エージェントおよび実行エージェントグループの情報を出力する場合に指定します。
-n
すべての実行エージェントおよび実行エージェントグループの名称だけを出力する場合に指定します。実行エージェント名および実行エージェントグループ名以外の情報は出力されません。
注意事項
-
このコマンドは,JP1/NQSEXECおよびJP1/OJE for VOS3との連携には使用できません。
-
このコマンドは,別ホストのJP1/AJS3 - Managerに対しては実行できません。
戻り値
0 |
正常終了。 |
4 |
|
8 |
コマンド引数の指定に誤りがある。 |
12 |
コマンド処理中にメモリー不足が発生した。 |
20 |
共有メモリーのアクセスが排他エラーで失敗した。 |
24 |
コマンド実行権限がない。 |
40 |
共有メモリーの割り当て,ファイルディスクリプタの割り当て,排他資源の割り当ての際,システムの限界値を超えた。 |
120 |
OSのシステムコールで予期しないエラーを検知した。 |
124 |
JP1/AJSの内部処理で予期しないエラーを検知した。 |
使用例1
すべての実行エージェントまたは実行エージェントグループの情報を表示します。
ajsagtshow -l
使用例2
実行エージェント「AP1」の情報を表示します。
ajsagtshow -a AP1
出力例1
-aオプションを指定した場合の出力例と出力内容の意味を次に示します。
ajsagtshow -a AGT01 HOSTNAME:<ホスト名※> KNAC1101-I エージェント管理の情報の出力を開始します AGENT STATUS HOST CON-EXE QUE JOB EVENT DESCRIPTION ---------- ------ --------- -------- ----- ----- ----- ----------- AGT01 Ef AGT01 5 0 0 0 KNAC1102-I エージェント管理の情報の出力を終了します
- 注※
-
物理ホストの場合は自ホスト名,論理ホストの場合は論理ホスト名が出力されます。
出力内容の意味を次に示します。
- AGENT
-
実行エージェント名を示します。
- STATUS
-
実行エージェントの受付配信制限の状態を示します。
値
状態
説明
Ef
有効
ジョブを受け付け,実行ホストに配信されます。
In
無効
ジョブを受け付けません。ただし,すでに受け付けたジョブは実行ホストに配信されます。
Hd
保留
ジョブを受け付けます。ただし,実行ホストには配信されません。
Bl
閉塞
ジョブを受け付けません。また,実行ホストにも配信されません。
- HOST
-
実行ホスト名を示します。
- CON-EXE
-
ジョブ実行多重度を示します。
- QUE
-
キューイング中のUNIXジョブ,PCジョブ,アクションジョブ,カスタムジョブ,および引き継ぎ情報設定ジョブの数を示します。
- JOB
-
実行中のUNIXジョブ,PCジョブ,アクションジョブ,カスタムジョブ,および引き継ぎ情報設定ジョブの数を示します。
- EVENT
-
実行中のイベントジョブ数を示します。
- DESCRIPTION
-
追加・変更時に設定した実行エージェントに対するコメントを示します。
出力例2
-gオプションを指定した場合の出力例と出力内容の意味を次に示します。
ajsagtshow -g AGTG01 HOSTNAME:<ホスト名※> KNAC1101-I エージェント管理の情報の出力を開始します AGENT GROUP STATUS QUE LINKAGENT AGT ST DESCRIPTION --------------- ------ ----- ----------------- ------ ------------ AGTG01 Ef 0 - - - - AGT01:16 Ef - - AGT02:16 Ef KNAC1102-I エージェント管理の情報の出力を終了します
- 注※
-
物理ホストの場合は自ホスト名,論理ホストの場合は論理ホスト名が出力されます。
出力内容の意味を次に示します。
- AGENT GROUP
-
実行エージェントグループ名を示します。
- STATUS
-
実行エージェントグループの受付配信制限の状態を示します。
値
状態
説明
Ef
有効
ジョブを受け付け,実行ホストに配信されます。
In
無効
ジョブを受け付けません。ただし,すでに受け付けたジョブは実行ホストに配信されます。
Hd
保留
ジョブを受け付けます。ただし,実行ホストには配信されません。
Bl
閉塞
ジョブを受け付けません。また,実行ホストにも配信されません。
- QUE
-
キューイング中のUNIXジョブ,PCジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブの数を示します。
- LINKAGENT
-
実行エージェントグループに属する実行エージェント名と優先順位を「:(コロン)」で区切って示します。優先順位は,いちばん低いのが1,いちばん高いのが16です。
- AGT ST
-
実行エージェントの受付配信制限の状態を示します。
値
状態
説明
Ef
有効
ジョブを受け付け,実行ホストに配信されます。
In
無効
ジョブを受け付けません。ただし,すでに受け付けたジョブは実行ホストに配信されます。
Hd
保留
ジョブを受け付けます。ただし,実行ホストには配信されません。
Bl
閉塞
ジョブを受け付けません。また,実行ホストにも配信されません。
- DESCRIPTION
-
追加・変更時に設定した実行エージェントグループに対するコメントを示します。