1.1.5 IPv6アドレスの指定方法
コマンドの引数としてIPv6アドレスを指定する場合,指定できるIPv6アドレスには,次の条件があります。
-
使用できる文字は英数字および「:(半角コロン)」
なお,英字の大文字・小文字は区別しません。
-
指定できる文字数は,3バイト以上39バイト以下
また,IPv6アドレスの指定方法として,次に示すルールがあります。
-
「:(半角コロン)」で区切られた16ビット単位の文字列(ブロック)の先頭が「0」で始まる場合,「0」を省略できる。
(例)次の二つのIPv6アドレスは同一のものとして処理されます。
2001:db80:1234:5678:9abc:def1:2345:0001
2001:db80:1234:5678:9abc:def1:2345:1
-
16ビットすべてが「0」の場合,ブロックごと省略できる。すべてが「0」のブロックが複数連続する場合,ブロックをまとめて省略できる。
(例)次の二つのIPv6アドレスは同一のものとして処理されます。
2001:db80:0000:0000:0000:0000:0000:9abc
2001:db80::9abc
-
IPv6アドレスを角括弧([ ])で囲む表記方法は,JP1/AJS3では使用できない。
使用できる例:2001:db80::afff:1
使用できない例:[2001:db80::afff:1]
-
IPv6アドレスにプレフィックスを指定する表記方法は,JP1/AJS3では使用できない。
使用できる例:2001:db80::afff:1
使用できない例:2001:db80::afff:1/32