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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


13.4.2 AJS3ユニット監視オブジェクトを定義する

AJS3ユニット監視オブジェクトは,アイコンリストから定義するアイコンをドラッグしマップエリアにドロップすることで,現在マップエリアで表示している業務スコープの下に定義できます。

またAJS3ユニット監視オブジェクトには,監視対象となるJP1/AJS3 - Managerのホスト名と業務名(ルートジョブネット)を指定する形で定義します。AJS3ユニット監視オブジェクトの定義方法を次の図に示します。

図13‒6 AJS3ユニット監視オブジェクトの定義方法

[図データ]

AJS3ユニット監視オブジェクトを定義する手順を次に示します。

  1. アイコンリストからAJS3ユニット監視オブジェクトのアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。

    アイコンをドロップすると[詳細定義−[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスが表示されます。

    図13‒7 [詳細定義−[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. オブジェクトの名称や監視対象のホスト名,AJS3ユニット名などを定義する。

    [名称]

    AJS3ユニット監視オブジェクトの名称を入力します。

    [コメント]

    必要に応じてコメントを入力します。

    [アイコンファイル名]

    マップエリアに,デフォルトのアイコン以外を表示したい場合には,表示させるアイコンイメージのファイル名を入力します。

    [ホスト名]

    監視対象のJP1/AJS3 - Managerホストをホスト名またはIPアドレスで指定します。

    [AJS3ユニット名]

    監視対象の業務(ルートジョブネット)名を完全名(スケジューラーサービス名を含む)で指定します。

    指定例: AJSROOT1:/受注処理

  3. [OK]ボタンをクリックする。

    [詳細定義−[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスが閉じます。AJS3ユニット監視オブジェクトのアイコンがマップエリアに作成されます。

注意事項
  • [AJS3ユニット名]で指定したユニットで監視できるのはルートジョブネットに限ります。次のユニットを指定した場合は,監視時に「状態不明」になるため,指定しないでください。

    ・ジョブ

    ・ジョブグループ

    ・ネストジョブネット

    ・プランニンググループ

    ・ホストリンクジョブネット

    ・マネージャージョブグループ

    ・マネージャージョブネット

  • 同一ホスト上の複数のルートジョブネットを監視する場合,[ホスト名]にはそれぞれ同じ名称を指定してください。異なるホスト名を指定した場合,別ホストとして認識され,複数の接続が確立されます。

  • [ホスト名]は,JP1/AJS3 Console ViewのホストとJP1/AJS3 Console Managerのホストの両方で一致させてください。

  • [ホスト名]には,「localhost」および「ループバックアドレス」を指定しないでください。

  • 定義する文字列には丸付き数字や絵文字などの機種依存文字を使用しないでください。

補足事項
  • アイコンリストが表示されていない場合は,[表示]−[アイコンリスト]を選択してください。

  • オブジェクトの最大定義数はルート業務スコープ全体で500個です。また業務スコープ直下に定義できるオブジェクト数はマップサイズの大きさに依存します。詳細については,「16.3.6 [マップサイズ変更]ダイアログボックス」を参照してください。

  • AJS3ユニット監視オブジェクトは,自動的に作成できます。自動的に作成する手順を次に示します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウで監視したいルートジョブネットを選択し,[オプション]−[監視オブジェクトとして記憶]を選択する。

  2. [メインスコープ]ウィンドウで[編集]−[監視オブジェクトの自動作成]を選択する。