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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


11.5.17 [ジョブネットエディタ]ウィンドウの複数起動を抑止する

同一のユニット※1または同一のルートジョブネット配下のユニット※1に対して,[ジョブネットエディタ]ウィンドウの複数起動を抑止できます。

[ジョブネットエディタ]ウィンドウが起動している状態で,同一のユニット※1または同一のルートジョブネット配下のユニット※1を選択して[ジョブネットエディタ]ウィンドウを開いた場合,新しい[ジョブネットエディタ]ウィンドウを起動しないで,すでに起動している[ジョブネットエディタ]ウィンドウを最前面に位置づけて,そのウィンドウのツリーエリアおよびマップエリアに,選択したユニットに対する最新の情報※2を表示します。

注※1
  • リリース先ジョブネットは,リリース定義が同一の場合だけが対象になります。

  • マネージャージョブネットおよびホストリンクジョブネットは,対象になりません。

注※2

ツリーエリアおよびマップエリアの表示内容は,「11.5.2 [ジョブネットエディタ]ウィンドウを表示したときにマップエリアのネストジョブネットおよびネストリモートジョブネットを選択状態にする」の設定に依存します。

指定場所

JP1/AJS3 - View上のファイル(ユーザー指定オプションファイル)

詳細については,「11.1.1 カスタマイズ方法の種類」を参照してください。

指定内容

次の形式で指定します。

jajsShowOneEditorAndMonitor={Yes|No}(改行)

[ジョブネットエディタ]ウィンドウの複数起動を抑止する場合は「Yes」を,複数起動を抑止しない場合は「No」を指定します。

デフォルトは「No」です。この項目を設定しない場合は,「No」が仮定されます。

注意事項

「[ジョブネットエディタ]ウィンドウの複数起動を抑止する」を有効にした場合の注意事項を次に示します。

  • 別プロセスで起動された[ジョブネットエディタ]ウィンドウは,抑止対象になりません。

  • 状態記憶の対象になった[ジョブネットエディタ]ウィンドウは,起動時に抑止対象になりません。なお,状態記憶によって起動されたあとの[ジョブネットエディタ]ウィンドウは,抑止対象になります。

  • [ジョブネットエディタ]ウィンドウの[ファイル]−[別のウィンドウで表示]メニューから表示した[ジョブネットエディタ]ウィンドウは,抑止対象になりません。

  • 関連製品から起動される[ジョブネットエディタ]ウィンドウは,抑止対象になりません。

指定例

[ジョブネットエディタ]ウィンドウの複数起動を抑止します。

jajsShowOneEditorAndMonitor=Yes(改行)