1.2 JP1/AJS3 - View使用時の注意事項
JP1/AJS3 - ViewおよびJP1/AJS3 Console View使用時の注意事項を次に示します。
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ディスプレイの色は,256より大きい値を設定してください。256以下の場合,ウィンドウやダイアログボックスが正しく表示されないことがあります。
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起動中に,システムリソース(メモリー)不足が発生すると,アプリケーションエラーが発生したり,画面が操作できなくなったりします。このため,JP1/AJS3 - ViewおよびJP1/AJS3 Console Viewで使用するシステムリソース(メモリー)の上限値は,余裕がある値を設定してください。上限値の設定方法については,JP1/AJS3 - Viewの場合は「11.2.5 メモリー所要量を設定する」を,JP1/AJS3 Console Viewの場合は「14.2.5 メモリー所要量を設定する」を参照してください。
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JP1/AJS3 - Viewを連続して複数起動するときは,前に起動したJP1/AJS3 - Viewの[JP1/AJS3 - View]ウィンドウが表示されてから,次のJP1/AJS3 - Viewを起動してください。前に起動した[JP1/AJS3 - View]ウィンドウが完全に表示される前に次のJP1/AJS3 - Viewを起動した場合,環境設定の情報が無効になることがあります。同様に,JP1/AJS3 Console Viewを連続起動する場合も,前に起動したJP1/AJS3 Console Viewの[メインスコープ]ウィンドウが表示されてから,JP1/AJS3 Console Viewを起動してください。
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同一ホスト上でJP1/AJS3 - Viewを多重で起動している場合,環境設定をすると,ほかのJP1/AJS3 - Viewで設定されている内容が上書きで保存され,環境設定の情報が変更されることがあります。そのため,JP1/AJS3 - Viewの環境設定をする場合は,同一ホスト上でJP1/AJS3 - Viewが一つだけ起動していることを確認してから設定してください。同様に,JP1/AJS3 Console Viewで環境設定をする場合も,同一ホスト上でJP1/AJS3 Console Viewが一つだけ起動していることを確認してから設定してください。
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長時間使う場合は,定期的に再起動してください。これは,メモリーリークの発生によって,操作できなくなるのを防ぐためです。業務量によって異なりますが,目安として2日から1週間に1回の割合で,再起動することを推奨します。
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JP1/AJS3 - Viewのユニットの詳細を定義するダイアログボックスや,スケジュールを設定するダイアログボックスなどでは,[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログボックスに設定されている内容を登録するためにJP1/AJS3 - Managerとの通信が開始されます。
JP1/AJS3 Console Viewでは,定義モード時に設定できる[詳細定義]ダイアログボックスなどのダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックすると,JP1/AJS3 Console Managerとの通信が開始されます。ダイアログボックスの内容を変更しないで,内容の確認だけでダイアログボックスを閉じる場合は,不要な通信を発生させないために,[キャンセル]ボタンをクリックすることを推奨します。
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JP1/AJS3 - Viewを複数起動し,ユニットをコピーしたり切り取ったりして,別のJP1/AJS3 - Viewに貼り付けることはできません。
同様に,JP1/AJS3 Console Viewのオブジェクトをコピーまたは切り取りして,別のJP1/AJS3 Console Viewに貼り付けることもできません。
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ダイアログボックス中のタブを切り替えたときや,スクロールバーでウィンドウをスクロールさせたときに,ウィンドウの表示が崩れる場合があります。この場合は,ゆっくりと操作し直すと,正しいウィンドウ表示に戻ります。
JP1/AJS3 Console Viewでは上記のほか,モード変更時にもウィンドウの表示が崩れる場合があります。この場合は再描画させる操作(ウィンドウサイズの変更など)をしてください。
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ダイアログボックスが表示されているとき,表示されているダイアログボックスの種類によっては,ほかのウィンドウを操作できない場合があります。
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メニューコマンドにアクセスキーは付いていません。
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[ログイン]画面など一部のダイアログボックスでは,ドロップダウンリストから項目を選択できない場合にも,メニューをスクロールするボタンが表示されることがあります。
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使用するディスプレイ,ディスプレイドライバーの種類によっては,画面の色が正しく表示されない場合がありますが,動作上は問題ありません。
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ウィンドウを最小化したあとで最大化すると,正しく最大化されません。この場合は,「元のサイズに戻す」を実行してから,最大化してください。
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ファイル名が表示されるメッセージでは,ファイルの区切り文字が「/」として表示されることがあります。この場合は,「\」と読み替えてください。
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ダイアログボックス,メッセージボックスのボタンに,フォーカスがあることを示す「点線の四角」が表示されないことがありますが,動作上は問題ありません。
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複数のダイアログボックスやメッセージボックスが表示された場合
比較的性能が遅いホストの場合,ホストがビジー状態の場合,またはJP1/AJS3 - Managerと通信中などにメニューの選択や画面のクリックを連続して実行した場合に,ダイアログボックスやメッセージボックスが複数枚表示されることがあります。ダイアログボックスが複数枚表示された場合は,一度すべてのダイアログボックスで[キャンセル]ボタンをクリックしたあと,再度操作を実行してください。メッセージボックスが複数枚表示された場合は,各メッセージボックスに順次応答してください。
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アニメーション機能を有効にしている場合,リストボックスをスクロールすると正しく表示されなくなることがあります。アニメーション機能を無効にするには,次の方法があります。
Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vistaの場合
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Windowsキーと[U]キーを同時に押す。
[コンピューターの簡単操作センター]ウィンドウが表示されます。
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[コンピューターを見やすくします]をクリックする。
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[画面上の項目を見やすくします]の[必要のないアニメーションは無効にします (可能な場合)]のチェックを外す。
Windows XP Professionalの場合
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[画面のプロパティ]ダイアログボックスの[デザイン]タブで[効果]ボタンをクリックする。
[効果]ダイアログボックスが表示されます。
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[次のアニメーション効果をメニューとヒントに使用する]のチェックを外す。
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Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vista版 JP1/AJS3 - Viewを使用する場合
JP1/AJS3は,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字には対応していません。Windows 8.1,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vista版 JP1/AJS3 - Viewを操作する際は,これらの文字を使用しないでください。これらの文字を使用した場合,文字化けするおそれがあります。