Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1


12.2.3 Solarisの場合のインストール

Solarisの場合のインストール手順を説明します。

なお,インストール媒体のディレクトリ名やファイル名は,ハードウェア環境などによって記述した内容と見え方が異なることがあります。lsコマンドで確認し,表示されたファイル名をそのまま入力してください。

  1. JP1/AJS3シリーズプログラムをインストールするホストにスーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  2. JP1/AJS3と連携するプログラムを終了する。

  3. JP1/AJS3シリーズプログラムの媒体をセットする。

  4. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    /dvdrom/solaris/setup /dvdrom

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

    注※

    ここではマウントポイントに/dvdromを仮定します。

  5. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  6. インストールするJP1/AJS3シリーズプログラムを選択し,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。

    なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースバーで選択します。

  7. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

JP1/AJS3 - Managerのインストール後,syslogにメッセージKAVS2128-Eが出力されていないか確認してください。メッセージKAVS2128-Eが出力されている場合は,スケジューラーサービスの構築に失敗しています。この場合,メッセージKAVS2128-Eの対処方法に従って対処してください。

インストールが終了すると,ユーザー情報(認証サーバおよびJP1ユーザー),DBの設定が完了しているため,サービスの起動だけでジョブを実行できます。ただし,設定はすべてデフォルトです。デフォルトから設定を変更する場合は,「13. セットアップ」を参照してください。