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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1


6.3.8 エージェントホスト名の名前解決オプションの設定方法

hostsファイルまたはDNSに正しく設定されていないなど,マネージャーホスト上でエージェントホスト名の名前解決ができない場合があります。その状態でマネージャーホストやエージェントホストのJP1/AJS3サービスを起動または停止すると,次の現象が発生することがあります。

上記の現象を回避したい場合は,エージェントホスト名の名前解決オプションを設定してください。

なお,すべてのエージェントホスト名の名前解決ができる環境では,このオプションを設定する必要はありません。

また,このオプションは互換用ISAM構成の場合でだけ有効です。

オプションを有効にする設定方法について次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。

    • JP1/AJS3サービス

  2. メモ帳などのテキストエディターで,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。

  3. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。

    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  4. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6‒48 エージェントホストの名前解決オプション設定の環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[JP1_DEFAULT\JP1AOMMANAGER]

"_AgentStartStopResolveMode"=

エージェントホストの名前解決オプション

注※

このパラメーターの設定は,物理ホストおよびすべての論理ホストに対して有効です。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.4.2(2) _AgentStartStopResolveMode」を参照してください。