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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1


3.1.2 JP1/AJS3 - Managerのセットアップ

この節では,JP1/AJS3 - Managerのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Managerのセットアップには,Administratorsの実行権限が必要です。

JP1/Baseのセットアップが完了してから,JP1/AJS3 - Managerのセットアップをしてください。

なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。

設定または変更したい内容

参照個所

実行エージェントの設定手順

4.1節

環境設定パラメーターの設定手順

4.2節

運用プロファイルの設定手順

4.3節

JP1/AJS3への接続を制限する設定手順

4.4節

スケジューラー制御に関する各種設定

6.1節

ジョブ実行制御に関する各種設定

6.2節

イベント・アクション制御に関する各種設定

6.3節

キューレスジョブ実行制御に関する各種設定

6.4節

定義内容の事前チェックに関する各種設定

6.5節

その他の各種設定

6.6節

ログ情報の採取

7章

クラスタ運用時のセットアップ

8章

ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ

9章

〈この項の構成〉

(1) セットアップの手順

JP1/AJS3 - Managerのセットアップ手順を次に示します。

  1. 必要に応じて,JP1/AJS3サービスのアカウントを変更する。

    JP1/AJS3サービスのアカウントの設定内容を変更する必要がなければ,操作は不要です。アカウントの変更が必要な運用形態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2.3(1) JP1/AJS3が提供するサービスのアカウントの変更について」を参照してください。

  2. 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。

    すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。

    環境設定パラメーターの設定方法については,「4.2 環境設定パラメーターの設定」を参照してください。

  3. 必要に応じて,システムおよびユーザー環境をセットアップする。

    システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「3.5 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。

これでセットアップは終了です。