JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)
複数の条件のうち,どれか一つでも成立したら処理を実行させるようなジョブネットの定義には,ORジョブを使用します。
「JP1イベントの受信を10分間監視し,受信したら直ちに後続ジョブを実行させる。ただし,10分間を経過した場合はJP1イベントを受信しなくても,その時点で後続ジョブを実行させる」というジョブネットを,ORジョブを使って定義する例を次の図に示します。
図2-58 ORジョブを使ったジョブネットの定義例
ORジョブの先行ジョブとして定義できるのは,イベントジョブだけです。この場合,JP1イベントの受信を監視するためJP1イベント受信監視ジョブを定義します。また,10分間という時間経過の監視には実行間隔制御ジョブを使用し,[待ち時間]を「10分」と定義します。
ORジョブの先行ジョブとして定義されたイベントジョブが監視している事象のうちどれか一つでも発生した場合,後続のORジョブが実行され,その他のイベントジョブは監視を打ち切って「計画未実行」状態となります。したがって,この場合はJP1イベント受信監視ジョブで監視しているJP1イベントが受信されると,実行間隔制御ジョブは時間経過の監視を打ち切ります。イベントの受信によって後続ジョブが実行終了すると,そのジョブネットは実行終了となります。
なお,後続ジョブが終了判定する場合のORジョブの戻り値は,実行された先行ジョブであるイベントジョブの戻り値と同じ値になります。
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