9.1 外部的要因がシステム全体に影響を及ぼさないように制限できる項目
JP1/AJS3は,外部から入力するデータのサイズ,件数などに制限を設け,制限を超えたデータを破棄することができます。また,データ件数など徐々に増加する項目では,制限に近づいていることを示す警告メッセージを出力できます。これによって,一部のジョブの処理でシステム全体に影響が出ないように運用できます。
JP1/AJS3がサポートしている,外部的要因によって増減する項目に対して制限できる項目を次の表に示します。
- 注※1
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ファイル受信制限をするための設定で指定した環境設定パラメーターの値によって,メッセージが変わります。
受信するファイルのファイルサイズなどに制限を掛けるための設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 注※2
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システム内の最大ジョブ数,システム内の警告ジョブ数,キューの最大定義数,エージェントの最大定義数,および排他実行リソースの最大定義数については,環境設定パラメーターで設定値を変更できます。
これらの設定値を変更する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3 ジョブ実行環境設定」を参照してください。
- 注※3
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TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数のための環境設定パラメーターの値によってメッセージが変わります。
TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数のための設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 注※4
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キュー内のジョブ数の最大値については,jpqquealtコマンドで設定値を変更できます。
キュー内のジョブ数の最大値を変更する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2 3. 特別な運用で使用するコマンド jpqquealt」を参照してください。