Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


8.1.2 JP1/AJS - ManagerまたはJP1/AJS2 - Light EditionとJP1/AJS - Viewのバージョン互換

JP1/AJS - ManagerまたはJP1/AJS2 - Light Editionと,JP1/AJS - Viewのバージョンの互換性を,次の表に示します。

表8‒2 JP1/AJS - Manager,JP1/AJS2 - Light EditionとJP1/AJS - Viewのバージョン互換

JP1/AJS - Manager,JP1/AJS2 - Light Edition※1

06-00-/C〜06-71

07-00〜07-50

08-00〜08-50

09-00

09-10

09-50

10-00

10-10

10-50

JP1/AJS - View

06-00-/C〜06-71

※2

※2

※2

×

×

×

×

×

×

07-00〜07-50

※2

※2

※2

×

×

×

08-00〜08-50

※2

※2

※2

09-00

×

09-10

×

09-50

×

10-00

×

×

10-10

×

×

10-50

×

×

(凡例)

○:サポートしている。

△:古いバージョンでサポートしている機能だけを使用できる。

×:サポートしていない。

注※1

JP1/AJS2 - Light EditionはJP1 Version 8で廃止されました。

注※2

マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」の,JP1/AJS2 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Light Editionと,JP1/AJS2 - Viewのバージョン互換についての説明を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) JP1/AJS - ManagerとJP1/AJS - Viewのバージョン混在時の注意事項

(a) JP1/AJS - Managerの新機能を使用する場合の注意事項

JP1/AJS - ManagerとJP1/AJS - Viewのバージョンが混在している場合,古いバージョンでサポートしている機能だけを使用できます。

古いバージョンのJP1/AJS - Viewで新しいバージョンのJP1/AJS - Managerに接続したときに,サポートしていない詳細定義やスケジュール定義があると,[詳細定義]ダイアログボックスや[スケジュールの設定]ダイアログボックスが表示できなくなる場合があります。また,表示できる場合でも,項目の設定値がデフォルトになったり無効になったりします。そのため,新しいバージョンのJP1/AJS - Viewで設定したあとに,古いバージョンのJP1/AJS - Viewで接続すると,定義した内容がデフォルトに戻ったり,設定が無効になったりします。

JP1/AJS - Managerの新機能を使用する場合は,JP1/AJS - ManagerとJP1/AJS - Viewのバージョンを新しいバージョンに合わせてください。

(b) ジョブネットコネクタを使用して実行順序を制御するときの注意事項

  • JP1/AJS - View 08-01以前からJP1/AJS - Manager 08-10以降に接続した場合,ジョブネットコネクタは未知のジョブネットとして扱われ,「?」アイコンで表示されます。また,ユニットを移動したり,削除したりできます。ただし,ユニット定義の表示など,サポートしていない操作を行った場合は,エラーメッセージKAVV502-EまたはKAVV556-Eが出力されます。

  • JP1/AJS - View 08-10からJP1/AJS - Manager 08-50以降に接続した場合,異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御するとき,JP1/AJS - View 08-10では次に示す操作はできません。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,プランニンググループまたはジョブネットコネクタに対し[詳細定義]ダイアログボックスを表示する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,[詳細定義]ダイアログボックスは表示できません。

    • ルートジョブネットまたはプランニンググループの[詳細定義]ダイアログボックスを表示し,[ジョブネットコネクタ名]に実行順序制御の[接続範囲]が[別サービス]であるジョブネットコネクタを指定して定義を更新する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,定義の更新はできません。

    • ジョブネットコネクタの[詳細定義]ダイアログボックスを表示し,[接続先のジョブネット名]に実行順序制御の[接続範囲]が[別サービス]であるルートジョブネット,またはプランニンググループを指定して定義を更新する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,定義の更新はできません。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,プランニンググループ直下のルートジョブネット,またはジョブネットコネクタに対し[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示できない場合があります。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,またはプランニンググループ直下のルートジョブネットに対し[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示すると,接続関係が確定していない世代の場合は,[接続元実行ID]または[接続先実行ID]は[なし]と表示されます。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,プランニンググループ,またはプランニンググループ直下のルートジョブネットに対し[詳細スケジュール]ダイアログボックスを表示する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,[詳細スケジュール]ダイアログボックスを表示できないときがあります。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,プランニンググループ,プランニンググループ直下のルートジョブネット,またはジョブネットコネクタに対し[詳細スケジュール]ダイアログボックスを表示すると,接続関係が確定していない世代の場合は,[接続元実行ID]または[接続先実行ID]は[なし]と表示されます。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているジョブネットコネクタに対し,次の操作で接続先のジョブネットを表示する場合,メッセージKAVV455-EまたはKAVV871-Eが表示され,接続先のジョブネットを表示できません。

      ・[表示]−[接続先のジョブネット]−[デイリースケジュール(階層表示)]

      ・[表示]−[接続先のジョブネット]−[デイリースケジュール(全ジョブ表示)]

      ・[表示]−[接続先のジョブネット]−[マンスリースケジュール]

      ・[表示]−[接続先のジョブネット]−[ジョブネットモニタ]

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,またはプランニンググループの直下にユニットを新規作成する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,ユニットを作成できません。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネットに[編集]−[起動条件の設定]で起動条件を作成する場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,起動条件を作成できません。

    • 実行順序制御の[接続範囲]に[別サービス]を指定しているルートジョブネット,またはプランニンググループを選択して,[オプション]−[ジョブネットコネクタとして記憶]を行い,[編集]−[ジョブネットコネクタの自動生成]を行う場合,メッセージKAVV455-Eが表示され,ジョブネットコネクタを作成できません。

    これらの操作を行う場合は,JP1/AJS - ViewのバージョンをJP1/AJS - Managerのバージョンに合わせてください。