3.4.4 JP1/AJS3 Consoleのトレースログファイルのサイズを見積もる
JP1/AJS3 Consoleで使用するトレースログファイルのサイズの見積もりについて説明します。
(1) JP1/AJS3 Console Managerのトレースログファイルを見積もる
JP1/AJS3 Console Managerのトレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。
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格納先
- Windows Server 2012またはWindows Server 2008で,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
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%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2CM\log\tracelog.cm
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2012またはWindows Server 2008で,インストール先フォルダが上記以外の場合
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JP1/AJS3 Consoleのインストール先フォルダ\log\tracelog.cm
「JP1/AJS3 Consoleのインストール先フォルダ」のデフォルトは「システムドライブ\Program Files\HITACHI\JP1AJS2CM」です。
- Windows Server 2003の場合
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JP1/AJS3 Consoleのインストール先フォルダ\log\tracelog.cm
「JP1/AJS3 Consoleのインストール先フォルダ」のデフォルトは「システムドライブ\Program Files\HITACHI\JP1AJS2CM」です。
- UNIXの場合
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/var/opt/jp1ajs2cm/log/tracelog.cm
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サイズ
約3メガバイト(3,072キロバイト)
必要となるトレースログファイルの容量は,定義内容,操作内容およびエラーの有無によって異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。
トレースログファイルの見積もり式を次に示します。
適切なトレースログファイル容量(単位:キロバイト)= (5.0 + ルート業務スコープ当たり(JP1ユーザーごと)の監視先ホスト数*0.5) *エラーが発生してから資料採取できるまでにログインする回数
- (例)30日分のトレースログを保存する場合(物理ホストだけ対象)
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一人のJP1ユーザーが30か所の監視先ホストの業務を監視する。
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一日当たり10回ログインする。
適切なトレースログファイル容量 = (5.0 + 30*0.5)*(10*30) = 6,000キロバイト
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(2) JP1/AJS3 Console Agentのトレースログファイルを見積もる
JP1/AJS3 Console Agentのトレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。
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格納先
- Windows Server 2012またはWindows Server 2008で,インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
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%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\tracelog.ca
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2012またはWindows Server 2008で,インストール先フォルダが上記以外の場合
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JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\tracelog.ca
- Windows Server 2003の場合
-
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\tracelog.ca
- UNIXの場合
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/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog.ca
-
サイズ
約3メガバイト(3,072キロバイト)
必要となるトレースログファイルの容量は,定義内容,操作内容およびエラーの有無によって異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。
トレースログファイルの見積もり式を次に示します。
適切なトレースログファイル容量(単位:キロバイト)= (2.0 + (0.1 + (0.04*監視先スケジューラーサービス数) ) *(エラーが発生してから資料採取できるまでの時間(単位:秒) / 監視間隔(単位:秒)) ) * 監視しているJP1/AJS3 Console Viewの数
- (例)10日分のトレースログを保存する場合(物理ホストだけ対象)
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五つのJP1/AJS3 Console Viewを使用してホスト上の業務を監視する。
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20のスケジューラーサービスを監視する。
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300秒間隔で監視する。
適切なトレースログファイル容量 = ( 2.0 + ( 0.1 + ( 0.04*20 ) ) *
( 864,000 / 300 ) ) *5 = 12,970 キロバイト
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トレースログファイルの拡張手順については,次の記述個所を参照してください。
- Windowsの場合
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 3.5.1 トレースログファイルの拡張」
- UNIXの場合
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 13.4.4 トレースログファイルの拡張」