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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


5.4.13 JP1/AJS3から実行可能なプログラム(Windows限定)

JP1/AJS3から起動するジョブは,サービス空間で実行されます。そのため,対話型プログラムは実行できません。

プログラムが対話型かどうかを確認するには,Windowsのタスクスケジューラーでプログラムを実行します。タスクスケジューラーで実行した場合と手動で実行した場合とで実行結果が異なる場合,プログラムが対話型である可能性があります。

実行するプログラムをタスクとして実行する場合,実行前に次のことを確認してください。

Windows Server 2012またはWindows Server 2008の場合
  • 実行するプログラムを登録したタスクのプロパティで,[ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する]がチェックされていること。

  • 実行するプログラムを登録したタスクのプロパティで,[タスクの実行時に使うユーザーアカウント]がJP1/AJS3でジョブを実行するOSユーザー名と一致していること。

Windows Server 2003の場合
  • Task Schedulerサービスのプロパティで,[デスクトップとの対話をサービスに許可]のチェックが外れていること。

    [デスクトップとの対話をサービスに許可]がチェックされている場合は,チェックを外し,Task Schedulerサービスを再起動してください。

  • 実行するプログラムを登録したタスクのプロパティで,[ログオンしている場合のみ実行する]のチェックが外れていること。

  • 実行するプログラムを登録したタスクのプロパティで,[実行するアカウント名]がJP1/AJS3でジョブを実行するOSユーザー名と一致していること。

なお,プログラムが対話型であっても,JP1/AJS3のジョブとしてJP1/Scriptのスクリプトファイルを定義し,NetExecコマンドでログオン空間を指定して実行すれば,JP1/AJS3のジョブとして実行できるようになります。スクリプトファイルの作成方法については,マニュアル「JP1/Script(Windows(R)用)」を参照してください。