Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 入門


7.4.2 ジョブの実行結果の確認

ジョブ「job1」と「job2」の実行結果を確認します。手順を次に示します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)の機能メニューで[ステータス監視]が選択されていることを確認する。

  2. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)のリストエリアからジョブネット「example3」を選択し,[表示]−[ジョブネットモニタ]−[結果]を選択する。

    [ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

    マップエリアの「job1」のジョブアイコンが,薄い赤で表示されています。

    これは,ジョブ「job1」が異常終了したことを表しています。

  3. マップエリアに表示されている「job1」のジョブアイコンを選択し,[ジョブネットモニタ]ウィンドウの[表示]−[詳細情報]を選択する。

    [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  4. [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスの[詳細]をクリックする。

    [実行結果詳細]ダイアログボックスが表示されます。

    実行結果詳細として,[KAVU0219-E 指定されたキューまたはエージェントが存在しません]と表示されています。

    [図データ]

    ジョブ「job1」を実行する実行エージェントがないため,異常終了したことを示しています。

  5. [実行結果詳細]ダイアログボックスを閉じる。

  6. [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスを閉じる。

    ジョブ「job1」の実行結果の確認は終了です。

    続いて,ジョブ「job2」の実行結果を確認します。

  7. [ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアに表示されている「job2」のジョブアイコンを選択し,[表示]−[詳細情報]を選択する。

    [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  8. ジョブ「job2」の実行結果の詳細を確認する。

    ジョブ「job2」は,ジョブ「job1」が異常終了したため,実行されていないことが確認できます。

  9. [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスを閉じる。

  10. [ジョブネットモニタ]ウィンドウを閉じる。

これで,ジョブ「job1」と「job2」の実行結果の確認は終了です。

以上のことから,ジョブネット「example3」が異常終了した原因は,ジョブ「job1」を実行する実行エージェントがないためだとわかりました。

参考

次のファイルで,より詳しい情報が確認できます。

システムドライブ\Program Files\HITACHI\HNTRLib2\spool\hntr2{1|2|3|4}.log

このファイルを統合トレースログといいます。

統合トレースログファイルを任意のテキストエディターで参照すると,操作例3の場合,次のように出力されます。

[図データ]