9.2.12 ドメインオブジェクトの形式
ドメインとは,JP1/AOがサポートするリソースが格納されている場所を指します。ドメインオブジェクトとは,リソースを指します。ここでは,リソースが持つメンバーのデータ形式について説明します。
サポートするデータ型
JSON形式およびXML形式でサポートするデータ型を次の表に示します。
型名 |
説明 |
---|---|
boolean |
trueまたはfalse |
int |
32bit符号付き整数 |
long |
64bit符号付き整数 |
string※ |
テキストデータ |
- 注※
-
ISO8601String,URLStringおよびenumは,string型の拡張表現です。
日付と時間
ドメインオブジェクトでの日付と時間の指定方法を説明します。
日付と時間は,ISO8601フォーマットを使用して指定してください。フォーマットでは,「年(yyyy)」以外のすべての情報を省略できます。日付または時間が省略された場合,指定可能な最小値が自動的に追加されます。タイムゾーンが省略された場合,デフォルトでは,JP1/AOサーバに設定されたタイムゾーンが設定されます。
ただし,HQL::filterを使用して日付と時間を指定する場合,日付と時間は省略できません。また,JSON形式で時間情報を取得する場合,タイムゾーン情報の「:」が表記されていない時間(例:2014-12-09T18:50:30.500+0900)が出力されます。JSON形式で取得した時間情報を,そのままAPIの入力に指定する場合には,タイムゾーンに「:」を追加してください(例:2014-12-09T18:50:30.500+09:00)。「:」を追加しない場合,エラーになります。
なお,リソースのメンバーのデータ型が「ISO8601String」である場合,年月日,時刻,タイムゾーンは,「yyyy-mmddThh:mm:ss.mmmTZD」の形式でレスポンスボディーに表示されます。
フォーマット |
指定例 |
JP1/AOで処理する時間 |
---|---|---|
yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmmTZD |
2014-12-09T18:50:30.500+09:00 |
指定例と同じ |
yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmm |
2014-12-09T18:50:30.500.000 |
2014-12-09T18:50:30.500.000[ホストサーバのタイムゾーン] |
yyyy-mm-ddThh:mm:ssTZD |
2014-12-09T18:50:30+09:00 |
2014-12-09T18:50:30.000+09:00 |
yyyy-mm-ddThh:mmTZD |
2014-12-09T18:50+09:00 |
2014-12-09T18:50:00.000+09:00 |
yyyy-mm-ddThhTZD |
2014-12-09T18+09:00 |
2014-12-09T18:00:00.000+09:00 |
yyyy-mm-dd |
2014-12-09 |
2014-12-09T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン] |
yyyy-mm |
2014-12 |
2014-12-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン] |
yyyy |
2014 |
2014-01-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン] |