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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 画面・コマンド・APIリファレンス


9.2.9 クエリパラメータ

クエリパラメータでは,リクエストに検索条件を付加することで,レスポンスの出力内容をフィルタリングしたり,ソートしたりすることができます。

JP1/AOがサポートするクエリパラメータを示します。

すべてのAPIで指定できるクエリパラメータ

次の表に示すクエリパラメータは,すべてのAPIに指定できます。

表9‒10 すべてのAPIで指定できるクエリパラメータ

パラメータ

説明

指定できる値

デフォルト値

alt

リクエストのContent-TypeヘッダーやAcceptヘッダーと同様に,入出力のデータ形式を指定できます。

xmlまたはjson

− 

(凡例)

−:該当しません。

一部のAPIで使用できるクエリパラメータ

次の表に示すクエリパラメータは,一部のAPIで指定できます。

注※
  • サービス一覧の取得

  • スケジュール一覧の取得

  • タスク一覧の取得

  • ステップの一覧取得

  • タスクログの取得

  • プロパティ定義一覧の取得

  • プロパティ値一覧の取得

表9‒11 一部のAPIで指定できるクエリパラメータ

パラメータ

説明

指定できる値※1

デフォルト値

HQL::filter

指定した条件でフィルタリングします。

9.2.11 HQL規格の使用」を参照してください。

− 

HQL::fields

レスポンスに含めるメンバーを絞り込むときに指定します。「,」区切りで複数指定できます。

メンバー名

− 

HQL::sortBy

指定されたメンバー名でソートします。

メンバー名 [{ASC| DESC}](, メンバー名 [{ASC| DESC}])

  • ASC:昇順

  • DESC:降順

ASC

HQL::offset※2

情報を取得する先頭オブジェクトの位置を指定します。レスポンスに含めるオブジェクトの最大数はHQL::countで指定します。HQL::offsetよりもpageが優先されます。

0〜2147483647

0

HQL::count※2

HQL::offsetに指定した先頭オブジェクトの位置を起点に,レスポンスに含めるオブジェクトの最大数を指定します。HQL::countよりもpageSizeが優先されます。なお,HQL::countとHQL::offsetの合計が2,147,483,647を超える場合,HQL::offsetに指定した値から2,147,483,647番目までのオブジェクトを取得します。

1〜2147483647

100

page※2

リソースを,ページ単位で分割する場合に,指定したページの情報を取得します。pageSizeを同時に指定する必要があります。HQL::offsetよりもpageが優先されます。

1〜2147483647

− 

pageSize※2

1ページに表示するオブジェクトの最大数を指定します。HQL::countよりもpageSizeが優先されます。

1〜2147483647

− 

(凡例)

−:該当しません。

注※1

URLとして表現できない文字列を値に指定したい場合は,UTF-8形式でURLエンコードしてください。

注※2

「タスクログの取得」および「ステップの一覧取得」のAPIでは指定できません。

pageSizeには1ページに表示するオブジェクトの最大数を指定し,pageには分割されたページのうちの何ページ目を表示するかを指定します。これは,例えばJP1/AOの画面にある「サービス一覧」の「ページ」や「1ページの行数」と概念は同じです。 pageおよびpageSizeを指定すると,Paginationオブジェクトに全リソース数とページ数が返却されます。この値によって次のページがあるかどうかを判断できます。

なお,pageおよびpageSizeは次の式のとおり,HQL::offsetの値に変換されて利用されます。

HQL::offset=pageSize*(page−1)

そのため,pageおよびpageSizeがHQL::offsetの範囲を超えた場合,ステータスコードは400のBad Requestが返却されます。

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